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"チームを成長させてくれる"プロダクトをどう作るか

ArchiTech株式会社というスタートアップの代表やっています、伊藤拓也です!

突然ですが先日、とある起業家の友人とご飯を食べながら色々と話す中で、議論が面白い方向に転がって自分の中でスッキリと整理・言語化できたことがあるので初めてnote書いてみようかなと思います。

今年は情報発信を意識的に行なっていきたいと思っているので、これを皮切りに月1以上では何かしら書いていきます!

さて、話の大枠としてはこんな感じ。

:プロダクトに注力した結果、事業づくりや組織づくりが疎かになり、自分の想像を超えるようなプロダクトが生まれる環境が作れていなかった。
その反省を踏まえて今はなるべくプロダクトチームに委ねて自分が入りすぎないようにコントロールしている。

友人:これまでプロダクトに注力してきたが、その中でプロダクトが自分の想定を超える使われ方をする場面があって、それがきっかけとなってサービスが更に拡大して次のステージに行けた、プロダクトが自分たちを成長させてくれたような感覚がある。

僕には「プロダクトが自分たちを成長させてくれた」感覚はなかったので、
「この違いはどこから生まれるんだろう?」
を二人でしばらく議論していました。

ーーー
ところで本題に入る前に、簡単に自己紹介をさせてください。(飛ばしたい人はセクション区切っているので飛ばしてください)
冒頭でも書きましたが、僕はArchiTech株式会社という建築や空間、居場所をテーマに活動するスタートアップの代表をやっている伊藤拓也と言います。

【年表】
1994 | 生まれる。静岡県浜松市出身です。
1997 - 2002 | 父の仕事の都合でアメリカへ。英語が分からなかったので家にこもってレゴ・折り紙・ペーパークラフトなどものづくりスキルに開眼。
2013 | 京都大学の工学部建築学科に入学。ものづくりに直接関われそうな学科を選んだ。
2016 | 先輩がやっていた建築CGイメージの制作事業に加入。翌年に代表を引き継ぐ。
2017 - 2020 | 大学院に入学が決まっていたものの、仕事の方が楽しいし学びになると思い3年間休学した後に中退。入学式の前日に休学届を出すという謎ムーブを繰り出す。

【今までやってきたこと】
・建築のCG制作事業。こんなの描いてました。↓

静止画だけでなく動画も制作していたり。

・全国の建築学生のためのプラットフォームサービスBEAVER

設計作品の共有やCADソフトの学習ができます。

・京都大学と共同でデザイン評価ツールの研究開発
・今はまた新たなサービス立ち上げに向けて日々活動中

【好きなプロダクト】
notionが好きです。
京都のnotionユーザーグループの運営メンバーになるくらいはまっていて、仕事でもプライベートでもヘビーユーズ。
今年はnotionの勉強会も関西でちょこちょこやろうかなと思ってます。
ーーー

さて、話を戻します。
友人との会話の中で自己紹介にも書いたArchiTechの新サービスについても当然話題に上がり、「ユーザーが使いこなす余地のある」サービスになるように意識しながら作っているという話をしました。

現代のサービスの多くが、あまりにも便利になりすぎて、ユーザーは何も思考しなくても指示に従ってサービスを使えば気持ち良くなれる、そんな気がしています。
それを便利だと思う一方で、なんとも言えない気持ち悪さを感じる自分がいて、
逆に自分が本当に好きなプロダクトは使い方をある程度ユーザーに委ねてくれているようなものなんじゃないかと思っています。
自己紹介で「notionが好き」と書きましたが、それは自分なりの使い方を見出してサービスを”ハック”している感覚が持てるからなんじゃないかと。
そしてこれは想像ですが、きっとnotionで働いている人たちはユーザーがどう”ハック”してくれるかを期待して、楽しんでいる気がする。

ここで冒頭に書いた2人の違いが生まれる原因に話を戻しますが、
「ユーザーが使いこなす余地のあるサービスだったのか」
によって違いが生まれているんじゃないか、というのが僕らの間で出た結論です。
ちなみに、これはサービス自体の設計の話でもあり、多様な使われ方を受け入れられるかどうかという運営のスタンスの話でもあると考えています。

僕らが作ってきたのは、ユーザーに使いこなすことを期待するというより、僕らが規定した使い方を正しく伝えて、その通りに使ってもらうことで最大限パフォーマンスを発揮するようなサービスだった。

一方友人のサービスはユーザーとコミュニケーションを取り、ユーザーから「こういうことがやりたいんですけど、できませんか?」という意見があるとそれを取り入れていた場面があるらしく、結果そこから思いもしない使い方が生まれて「プロダクトが自分たちを成長させてくれる」みたいな感覚になれたんじゃないかと。
正しくは「ユーザーがプロダクトを通して自分たちを成長させてくれた」なんだと思います、たぶん。

僕が起業した時、最初は個人事業で始めました。法人を立てたのは2018年11月ですが、それは個人事業を営む中で感じていた”自分の能力を超える事業を作れない”という課題を解決するためでした。
法人にして、きちんと組織を作り、組織内で相乗効果を生むことでより大きなことが成せるんじゃないかと考えたわけです。
もちろんこれは超大事なことで、しかも全然簡単に実現できることではなくて4期目に入った今でも日々模索中なのですが、
「ユーザーがプロダクトを通して自分たちを成長させてくれる」はそこから更に一歩進んで自社組織だけでなく、ユーザーまでをも巻き込んで相乗効果を生んで「運営者とユーザーの合作」でサービスを育てていく、ということなんじゃないでしょうか?
これが実現できると、本当に自分一人では想像できないくらい遠いところまでいけるんじゃないかな、と思った次第です。

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最後に。
自己紹介でも書いたようにArchiTechでは現在絶賛新サービス立ち上げ中です。まだ詳細をオープンにはできないのですが、先ほども書いたように「ユーザーが使いこなす余地のある」サービスになるように意識しながら作っています。
実際、ユーザーヒアリングの中で「あなたならどういう使い方をしますか?」と質問すると十人十色の答えが返ってきていてそこに面白さ・ワクワクを感じている自分がいます。
今のところはきっとそれなりに使いこなす余地があるサービス設計にできているんだと思います。

このノートの内容を面白いと思ってくれた方、プロダクト・サービス作りについて議論したい方、ArchiTechの新サービスがどんなものなのか気になる方はぜひ一度カジュアルにお話させていただければと思います!!
TwitterのDMからご連絡ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
(良ければスキとかフォローとかしていただけたら嬉しいです!)


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