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心に残る一言

『おまえのドラムは軽い』

20歳位の時に某先輩ミュージシャンから
言われた言葉だ。

その時はこの言葉の本当の意味は
正直良くは判らなかった。

ただ、
言われた事自体は悔しくて
それを払拭したくて
沢山追求し練習してきた。

でも

どれだけスキルがついても
自分の中で
この言葉の存在が消えることはなく
いつしか
自分のコンプレックスになっていた。

そして年月が経って気付いた事は

ドラムを練習する事だけでは
その答えに行き着かないって事。

ドラムを叩く自分自身が
様々な人生の経験を通して、
自分の匂いや説得力として
音に表れると思う様になってきた。

だから
ドラムに触れていない時間も
ドラムにとって大切な時間。

本気でこう思える様になったら
ドラムに向き合う事が大分楽になってきた。

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