多様な価値観を持つ人と楽しく働くことのできる会社を目指したい
4月14日にMuture設立の発表に伴い、決意表明として初めてnoteを書かせていただきました。
これまでお世話になった方を始め、多くの方に反響や温かい言葉を頂きました。本当にありがとうございます!
書かせていただいた決意表明を常に忘れず、誠実に価値創造に向き合っていきたいと思います。
そしてついに4月27日をもってMutureを無事に設立することが出来ました!!スムーズに設立に至ることができたのも入念に準備を進めてくれたGoodpatch、丸井グループの皆様のおかげです。改めてありがとうございます!
設立に伴い採用情報も公開となります。
そこで第2回目のnoteは「働くこと」をテーマに、私が大事にしていることを書いてみたいと思います。
※散文的かつ、私語りのポエムな部分もあるのですこし期待値を下げて読んでいただけると嬉しいです💦
異なる価値観が人と組織を成長させてくれる
価値観の近い人、似た人が一緒に働くとコミュニケーションコストも下がり、スピード感を持って目標達成に進める良いチームになると思います。
しかし、私はあえて自分と価値観の異なる人と働くことがこれからの企業成長や働く人一人ひとりの成長において大事だと考えております。
価値観が異なるということは、価値観に根差したその人のスキルや知識も異なるということ。
価値観が異なる人同士がチームになることで、まずスキルや知識が多様になり、価値創造の幅が広がります。それに加えて、個人としても良い影響があります。
自分にはない価値観に触れることで、これまでの自分をメタ認知できるようになり、結果的には新しい視座や常識を疑う力を身につけることができます。
もちろん、価値観が異なることによる摩擦やぶつかり合い、そこから生まれる自分自身のカオス渦巻く感情(成長痛だと思います)もあります。しかし、私自身の経験を振り返ると、実は自分の成長に繋がっていたと思えます。
そう思えるようになったのは、私自身がこれまで十数年丸井グループという一つの企業に長く勤めながらも、スタートアップ企業に出向させていただいた経験があるからです。
丸井グループには、「職種変更」という制度があります。この制度により、グループ会社間で、職種を変更することができ、私も十数年で11部署を経験してきました。
しかし異動したとしても、そこは同じグループ会社の中。採用の背景や社内で見ている世界が同じである間柄は、どの部署に異動しても働きやすさを保てる一方で、新たな発見や価値観のアップデートをもたらしにくいと今は考えています。
ですが当時の私の場合は新卒から一貫して丸井グループに勤めてきたため、「価値観が似ている人が集まっている」ということすら気づいていませんでした。
そんな私に働く場における価値観の多様さがいかに重要であるかということに気づかせてくれたのは、BASEへの出向での経験でした。ビジョン、ミッション、ビジネスモデル、鶴岡さんの人柄など様々な魅力に惹かれて、全く異なる経験をしてきた人たちが集まってくる。新卒一括採用の会社に長く所属していた私にとって、BASEのメンバーは一人一人が異なる強み、魅力を持っているように感じ、接しているだけで刺激を受けることができました。
そこで初めて自分の中で暗黙知として当たり前だった価値観が、実は当たり前ではないこと。視野やスキルも狭まっていたことに気づけたのです。
BASEでの経験では、さらに価値観の多様性を痛感します。
SHIBUYA BASEの担当として、200社ほどの方の出店をお手伝いをさせて頂いた際、個人事業主の方や日本全国の全く異なる由来を持つ会社様に出会うことが出来ました。想像もしていなかったものの考え方、自分の知らなかった世界、バックボーン、アイデアなどを生み出す魅力的な価値観に触れることで、自分のなかでの価値観は衝撃を受け、そこにワクワクと学びを頂きました。
その中で記憶に残っている方がいらっしゃいます。
当時、私がインタビューをさせて頂いたショップオーナー様です。
ニューヨークに住みつつ、日本でウエディングビジネスをされている方でした。場所が離れていることは一見非効率なのでは?と感じ、質問してみたところ、「ニューヨークで暮らすことで、日本にはないインスパイアを受けられますし、多様な人種のなかにいることで自分の個性というものを実感しながらクリエイティブに落とし込めるんです。」(一部言葉は調整しています)と応えてくれました。
価値観が異なる環境に身を置くことで、自分自身を実感でき、そこでより自分を輝かせられるという視点を頂けたことは忘れられません。
そこからは、私自身も働くことを通じて、異なる価値観を持っている人と出会い、自分自身の成長に結果的につながることを楽しみとなっていきました。
異なる価値観がかけ合わさり、新たな価値を生むためには
VUCAの時代と言われ先が見通せない時代において、変化に素早く対応した新しいビジネスを生み出すためには、自分たちだけのリソースにとらわれず他社の持つアセットとかけ合わせて世の中にない価値を生み出す共創の必要性が高まっています。
そこに取り組むためには異なる価値観や企業の組織風土を受け入れ、かけ合わせながら新しいものを生み出すことのできる人と組織が重要です。
しかし、価値観が異なる人とは感情も意見もぶつかることがあるとするならば、どうすればお互いの違いを受け入れ、より良いすこやかな関係でいられることができるのか?
そこには2つ大事なポイントがあるかと思います
はじめにお互いがわかりあうために「コモンポイント=共通点」を見つけること。
そしてわかりあえたあとすこやかな関係でいるために「包摂」の精神を持って相手と接することです。
1:コモンポイント
皆様もご自身の経験であまり仲良くなかった人でも、意外な趣味とかの共通点があったとき急に仲良くなるというような経験があったりしませんでしょうか?
私はどんなに価値観が違う人でも何かしらの「コモンポイント=共通点」はあるかと思います。
かつて私がアフリカのアーティストのパシーと対談したとき、国を超えて色んな人と働くには何が大事かということを話す中で、このコモンポイントという考え方について教えてもらいました。
このMutureも設立にあたり、両社トップの土屋さんと青井さんが意気投合したのも経営危機をお互い乗り越えたという「コモンポイント=共通点」があったからと伺いました。
常に相手に興味を持って「コモンポイント=共通点」を意識して探し出すことで相手の理解が急速に進むのではないかと思います。
2:「包摂」の精神
異なる価値観の人が一緒に楽しみながら働き続けるためには相手の立場に立ち、想いを共有して相手を理解しようとする「包摂」の精神が大事だと思います。
「包摂」の精神について具体的には下記のようなイメージになります。
そしてMutureでは「包摂」の精神を「是」として掲げており、
多様な価値観を持つ仲間に対して、互いに相手を思い、相手を敬う関係を築きながらより良い未来を実現してまいります。
Mutureに集まる仲間とも、働くことについて一緒に考えたい
Mutureでは採用や組織制度を考えるにあたりGoodpatchをはじめいろいろなスタートアップを参考にしつつ自分たちで手探りでいろいろと考え準備しております。
これもまだまだプロトタイプですのでここから慣習や常識にとらわれず、
今の時代のはたらき方・人に合わせた環境を試行錯誤しながらアップデートしていきます。
ぜひジョインいただける「仲間」にはぜひ事業だけではなく組織制度についても一緒に考えてもらいたいです。
採用についてですが「いきなり採用面談はちょっと、、、。」という方はTwitterのDMでもいただけると幸いです!ぜひお気軽にお声かけください!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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