粗利について①
小売業において超重要な”粗利”について。ながくなるので2回に分けて。粗利には原価とロスと消化率が影響してくるので今回は原価について。
粗利率についてWikipediaで調べてみました。
損益計算書の売上総利益と同じ。ただ口語では粗利の方が一般的。売上と原価の減算なので”売上をあげる”か”原価をさげる”と粗利は増える。
よく似た言葉に”値入”があるが、
・値入は定価と原価の差額。
・粗利は売価と原価の差額。
値入が良い商品も売れなかったら粗利は増えない。
定価と売価も似ているけど違う。
定価はメーカー希望小売価格
売価は小売店が定めた販売価格。
日本のアパレル業界はメーカー側に価格決定権がありことが一般的。だからどこのセレクトショップでもプロパーの価格は統一されている。
SALE時期になると各店舗在庫状況など見ながら売価変更するのでSALE時期は同じブランドの同じ商品でも売価が店によって変わったりする。
メーカーと掛け率の取り決めがある場合は
定価 × 掛け率 = 原価
””原価単価がきまっていて売価は小売店が勝手につけてね”のケースもあれば商品の原価を取り決めしながら生産する場合もある。
個別に原価の交渉をメーカーとする場合、数量に応じて相談になる。
たくさん発注すれば原価単価は下がるけど売れ残ると粗利は増えない。
原価率を下げると消化率が上がりにくい。みたいな話は次回。
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