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自伝”光の啓示”「第3章 ベルリンへ」

こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。

定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。

世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。

私のHPはこちら
http://takayuki-hibino.wixsite.com/takatyuki-hibino

第3章 フランクフルトへのつづき ベルリンへ

ナレンダーは、寒さのせいで体調がすぐれずホテルで休憩。
温かい国の生まれのせいか、寒いと動けなくなるらしい。
低温動物か。

しょうがないから私ひとりでツアーオフィスへ行き、
フランクフルトからベルリンへのフライトブッキングも
無事ゲットし、その後はフランクフルトを市内観光。
ヨーロッパの冬は寒い。

翌日、小型プロペラ機でベルリンへ
ベルリンの目的は、
旧東ドイツのアルトランズベルグ(Altlandsberg)の
市長ラビンドラ氏にホームステイするためだ。

ラビンドラ氏は、医者であり市長も兼任している印僑だ。
インド人が市長なのだ。
華僑もすごいと思っていたが印僑もそれに劣らずすごい。

しかも、ハイダラバード出身テルグ民族。
インド人、おそるべし。

家は2つあり、その1つを自由に使っていいことになっていた。
しかし、ナレンダーもすごいことになる。

ベルリンに着いたのはいいが、
ここでもまた空港トラブル。

ベルリンの着いた空港がラビンドラ氏が
迎えに来てくれる空港と違ったらしく、
また空港で3時間待つことに。

ロンドンといいベルリンといい、
格安のエアチケットをブッキングする時は、
出発・到着の空港を必ずチェックしなければと反省。
自由な旅は学ぶことがおおい。

待つこと3時間ほどでラビンドラ氏と
落ち合うことができひと安心。

空港からアルトランズベルグへ向かう
車の中でナレンダーがこれまでのいきさつを
ラビンドラ氏一生懸命に説明していた。

私もこのころになるとナレンダーが何を話していることも
わかってきた。

日本と海外ではアーティストを取り巻く事情が
こんなに違うものなのかと、うらやましいかぎりだ。

明日からアルトランズベルグを拠点に
ベルリンを探索する。

ベルリンは現代アートも盛んで、
タイミングがいいことにベルリン映画祭が開催されている。
とにかく最新のアートを吸収していこう。

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翌日、さっそくハンブルガーバンホフ美術館へ、
そこでは私の大好きなアンディ・ウォホールの
デカイ「毛沢東」の作品が展示されていた。

はじめてアンディ・ウォホールの実物の作品に
触れることができ、超感動!
その後も、半日かけてじっくり世界の現代アートを堪能したのでした。


つづく

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