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おぼえたい、おふくろの味

81歳の母が要介護1の認定を受けた。
第三者からそういう評価を受けたということ。少し寂しい気もした。

近くに住んでいるわけではないので、意外、というか気づかなかったこともある。でも少し前に会ったときに、身体的な衰えももちろんのこと、いろいろなことへの関心や意欲も、やや薄れてきているのかなぁ、という感じもしていたので、ある意味納得でもあり。

ところで、たまたま材料があったので、昔母がよく作っていたおかず(副菜のようなもの)を作ってみた。
インターネットで似たようなレシピを探して。
まるきり同じかはわからないけど、こんな感じだったなぁ、と懐かしく食べた。

母に「前よく作りよったよね~、作ってみたよ」と写真を付けてLINEで送った。
すると母は「記憶がないね~」とのこと。作り方もわからん、と。
母のところをたまたま訪ねていた孫に見せたら「あ~よく食べたよね、ばあちゃん作りよったやん」と言われたとのこと。

その後、ほかにも母がよく作ってくれた別のおかずの作り方を聞いてみた。
「そんなのあったかもね、でも作り方はあまり思い出せん」
これもインターネットで似たようなレシピを探してみたけど、母のかすかに覚えているヒントに合致するものは見つからず。

きょうだいの中で自分が一番、子供のころから母に食べたいものをリクエストしたりして、母の手料理にアクティブに絡んでいたと思う。
また食べたいメニューを思い出して、きちんと記録するようにしておいた方がよいかも、と思った。
というか、今度帰省した時には、母と一緒に料理をして、レシピを思い出しながら教えてもらうことにしてみようか。
思い出してもらったり、料理したりするのがリハビリにもなると思うし。

帰省した時に掃除をしたりすると、遠慮したりちょっと嫌がられたりするけど、料理を教えてもらうのは、喜んでくれるかも。
次回の楽しみができた。

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