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#31 Googleカレンダー×Teams ペーパーレスなスケジュール管理術① ―連携編―

 日々の繁忙なスケジュールや行事予定等の管理にお困りではありませんか?紙媒体での予定表は手間がかかり、情報の更新が追いつかないこともあります。そこで、今回はペーパーレス化としてGoogleカレンダーを活用し、それをTeamsに統合する方法についてご紹介いたします。


1 Googleカレンダーの活用

 Googleカレンダーは直感的で使いやすいため、教職員が手軽に行事予定を管理できる理想的なツールです。まず、学校全体で共通のGoogleカレンダーを作成し、行事や予定を追加していきます(図1・2)。これにより、情報の一元管理が可能になり、教職員間のスムーズな連携が実現します。

図1 行事予定(月表示)
図2 行事予定(スケジュール表示)

Google アカウントの作成方法についてはこちらから

2 Teamsとの連携

 Teamsを使用している学校では、GoogleカレンダーをTeamsに統合することで、より効果的なコミュニケーションが期待できます。Teams上での表示により、教職員は一つのプラットフォームで行事予定を確認し、チーム全体でスケジュールを把握することが可能となります。
 以下は、Microsoft TeamsにGoogleカレンダータブを追加するより詳細な手順です。Microsoft Teamsのバージョンやインターフェースの変更があるかもしれないため、最新の情報を確認してください。

①Microsoft Teamsを開く

  • デスクトップアプリを使用している場合は、Teamsを起動します。

  • Webブラウザを使用している場合は、TeamsのWeb版にログインします。

②左のナビゲーションバーで「チーム」を選択

  • Microsoft Teamsの左側にあるナビゲーションバーで「チーム」をクリックして、対象のチームを選択します。

③チーム内の「チャネル」を選択

  • 選択したチーム内で、Googleカレンダーのタブを追加したいチャネルを選択します。

④上部メニューバーで「タブ」をクリック

  • チャンネル内の上部メニューバーで「タブ」をクリックします。

⑤「タブの追加」をクリック

  • タブの一覧が表示されたら、「タブの追加」や「+」アイコンをクリックします。

⑥「Webページ」または「Website」を検索

  • タブの追加画面で、検索バーに「Webページ」または「Website」と入力します。

  • タブの名前には「Googleカレンダー」や「予定表」など任意の名前を入力します(図3)。

図3 Webページ追加画面
  • WebページのURLには、Googleカレンダーの公開URLを入力します(図4)。

図4 Googleカレンダーの公開URL

⑦「追加」をクリック

  • 入力が完了したら、「追加」や「保存」などのボタンをクリックして変更を保存します。

⑧Googleアカウントでログイン

  • もし必要ならば、Googleアカウントにログインして、Googleカレンダーが正しく表示されることを確認します。

 これで、選択したチャンネルにGoogleカレンダーのタブが追加され、チームメンバーはTeams内でGoogleカレンダーを利用できるようになります(図5)。さらに、「週表示」、「月表示」、「予定リスト」など、表示方法を変更することも可能です。

図5 Teamsに追加されたGoogleカレンダー(月表示)

3 メリット

①ペーパーレス化の実現
 紙媒体からデジタルへの移行により、環境への負荷を軽減します。同時に、紙の予定表を持ち歩く手間が省け、業務の効率が向上します。

②リアルタイムな情報共有
 GoogleカレンダーとTeamsの連携により、リアルタイムで行事予定を確認できます。急な変更や重要な情報も素早く共有可能であり、チーム全体での連携が向上します。

4 おわりに

 GoogleカレンダーとTeamsの組み合わせにより、学校の教育現場はより効率的で持続可能なものに進化していきます。デジタルな手段を取り入れることで、教職員は本来の教育に集中しやすくなり、子どもたちへの充実した教育環境が築かれることでしょう。
 新しい未来の教育環境に向けて、GoogleカレンダーとTeamsを積極的に取り入れ、先生方がより素晴らしい教育を提供できることを期待しています。ペーパーレスな未来への一歩を踏み出し、教育の質と効率を向上させていきましょう!

 今回はGoogleカレンダーとTeamsを連携させる内容でしたが、予定をカレンダーに効率的に追加する方法につきまして、下記の記事でご紹介しています。併せてご覧ください。

 今後も、授業改善や働き方改革に向けて、効果的な活用方法を模索していきたいと考えています。
 子どもたちの深い学びの実現、教員の働き方改革の推進に向けて、ともに頑張りましょう。

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