組織を率いるリーダーは胆力が必要だ
胆力のあることで有名な西郷隆盛の遺訓に、「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也(なり)」というものがある。見返り、報酬など、損得勘定だけで動く人を称賛するものであり、その意味することの根底にあるキーワードは、「正義」と「無欲」ということだろう。「ものを恐れず、物事に臆しない、気力、度胸」を意味する胆力もまた、正義と無欲を基本にしていることが容易に推測できる。
[注]正義=人として行うべき正しいこと。
無欲=欲張らない、貪ることがない。
さて、組織を率いるリーダーたちには、西郷隆盛とまでいかなくても、少しでも胆力を身に付けてほしいものだ。特に、困った時に慌てふためくのではなく、冷静に現状を把握してどのようにすれば良いかを判断できる精神力が求められる。では、どうすれば胆力を身に付けることができるだろうか。
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