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【コラム】オリンピックと広告と感動と

有難いことに、ここ最近、仕事で新幹線を利用することが増えました。
飛行機苦手、新幹線大好き人間なので、めっちゃテンション上がります。新大阪京都間とか一瞬過ぎてビビります。
そんな新幹線の広告で、めっちゃいいポスターを見つけました。

大日本印刷という会社の東京オリンピックPR向けの告知なんですけどデザインが秀逸です。

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写真が無い。文字と線しかない。近づかないと何のアピールなのか全くわからない。で近づいてよく見てみたんです。

この4~12年間で更新されたオリンピック世界記録の更新距離です。
子供のころからずーーーーーーーーーっと筋トレして
練習して
ほかの人より頑張って頑張って
人類最高峰が挑んで
走り幅跳び6cm更新です。
走り高跳びに至っては1cm。

わずか1cmに感動が生まれたり、世界中の人類が熱狂しているわけです。

この広告を見て読書感想文を書きなさいとかね、高校とかでやってみたらいいんじゃないかなぁ。見てみたいっすね、たくさんの人の感想を。

僕は何を思ったかというと、もちろんオリンピック方面の感想もあるんですけど、それより

「ただの線で人の感情って動くんや」ここでした。

この線だけでオリンピックの競技場の走り幅跳びの砂埃がドバっと舞うシーンとか、走り高跳び成功してガッツポーズしているシーンとかが浮かぶんです。体操関係ないのに何故か栄光の架橋が頭に流れましたし。

例えば犬猫からしたら、真っ白な紙の上に、インクで黒い模様(文字)が描かれている。コレって「汚れ」に見えるんじゃないかと思うんです。猫からしたら邪魔でしょ、真っ白な紙が正義なはずです。その汚れを文字と認識して、更に意味を見いだして、更に脳内の過去の記憶と照らし合わせて、もしくは創造して、感情を刺激して、感動する。

こんな一連の作業を人類は1秒くらいでやるわけですよね。
めっちゃ優秀じゃないですか。どうなってんのよ人類。

世の中ネガティブで自信ない人で溢れてるそうですが
感受性豊かってだけでもうそれ天才ですよね。
スポーツ万能でなくても、円周率100桁暗記出来なくても、感受性があればなんとかなる、ここ失われたらいよいよ人としては終わりだな。と感じます。

アンテナの感度は高く生きよう。それさえあればまだまだいける。

本日は以上です。

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