世の中を認識する「レンズ」それぞれ

みんな世の中を認識する「レンズ」のようなものを持っていて、例えば「性善説レンズ」だと周りの人の良いところが目に入ってくるし、「性悪説レンズ」だと目の前の相手が悪い人に写る。 
どんなレンズを持っているかで、世の中の見え方が全然変わってくる。

エリート、エグゼクティブの多くの人が持っているのは「勝つか・負けるか、オレ様すごいんだレンズ」。
  
一方で「ティールレンズ(性善説、マチュア、発達段階高い)」は、性善説な会社、いわゆるよく言われる「いい会社」の経営者が持っているレンズ。
 
「勝つか負けるか、オレ様すごいんだレンズ」の人材をそのままの状態で「ティールレンズ」が求められる会社に紹介しても、内定が出ないし、もし入社してもうまくいかない事が多い。。
特に経営陣に近い重要なポジションほど、ティールに近いレンズを持っているかが大きく問われる。


この話は続きがあって、転職支援の課程でこうしたレンズを付け替える(またはアップデートさせる)お手伝いもしたりしているのです。それがまたかなりハードなプロセスで私も相当消耗するのだけど、レンズが変わる=人生のパラダイムが変わると言う事で、その人のかなり大きな変化を目の当たりにするのです。前にそうした支援をした方は、「OSのアップデートというより、iOSからアンドロイドに乗り換えた位の世界観の変化です。でも楽しんでます」とおっしゃって、勝ち負け・オレ様の世界観からフラットで性善説な会社に適応されていました。
 
なんというか私がやっているのは人材紹介ではなくていったい何と呼んだらいいのだろうか、、と悩み始めた今日この頃です。

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