頼まれていないのにその人の事を考え続ける仕事?

このところ、いつもより多くの方の転職支援をしていて、若干アップアップしています。日々の連絡業務も多くなるし、何より、ゆっくり・じっくりその方と向き合ったり、その方の事を考えたりする時間が取れなくなるのが一番気がかり。

単純に要件マッチングで事務的に対応出来たらいいのだけど、それをすると自分自身が気持ち悪いんですよね。何というか物理的に、胸のあたりが重くムズムズするんです。どうしても、一人一人にしっかり、がっつり向き合いたいという気持ちが強くて。

最初の転職相談はもちろん、企業の選考を受ける課程でも、都度都度、その方の顕在的な希望・潜在的な希望を確認していきます。メールやメッセンジャー、電話などでやりとりをしながら、その人が本当に求めている者は何か、それは今受けている企業で叶えられるのか、を確認していきます。

それ以外の時間にも、その人への思いをはせて、移動しているときや家事をしているときも(ある意味ワークライフインテグレーションかも?)、「◎◎さんはどんな方向にいったら一番幸せになれるのだろうか、、」と言う事をひたすら考えています。様々な要件も考慮に入れて、どんな選択肢がベストなのかを考えていくのです。その結果、当社から進んでいる企業ではなく、他の選択肢がいい、との結論が出る場合もあります。もちろんそれはお伝えします。

私が「これがいいのでは」という選択肢をお伝えしても、そうでない決定をされる場合もあります。私のその方への理解やコミュニケーションが足りていなかったために、最適解を提案出来ていなかったのかもしれません。

もし私が伝えた選択肢がベストであっても、それを選択されない場合もあります。何よりも、その方の意思決定が一番正しいのです。その会社は実はブラック企業だわ、、、という会社に入ると決められても、その方が決めた事であれば、その方の人生にとってベストな選択なのです(このあたりは別途解説した方がいいのかな)。

あくまで決めるのはその方自身なのですが、これまで何千人(履歴書の数だと何万人)ものキャリアを見てきた専門の立場として、そして求められていないのに毎日何時間もその人のことを考え続ける存在として(こう表記するとストーカーみたいで怖いわ、、)、参考情報としてお伝えしたいと思っています。

とはいえ、ここ最近はいっぱいいっぱいになってしまっていて、じっくり考えられてない、対応出来ていない感覚がとても気持ち悪いので、心して、意識的に対応をしていこうと思っています。

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