見出し画像

中身が透けて見える。紙製ファイルつくりました

おつかれさまです。佐藤です。
ミスドのエビグラタンパイ、初めて食べたら美味しかったです🦐
(おぐは4種のチーズパイ推し🙋)

さてこの度、製造部の環境に優しい製品づくりの一環で、自社の紙製ファイルをつくってみたので紹介します。

製造のきっかけ

製造部松井さんが「自社で紙の糊付けができる設備があるから、紙製ファイルをつくったらどうだろう」と広報に声を掛けてくれました。

自社のクリアファイルは毎年6,000枚作成。脱プラの動きが進むなかで、従来のプラスチック製から紙製に切り替えられないかとちょうど考えていたところでした🤔

これまで環境配慮の素材でライスレジンやLIMEXを使用したクリアファイルはつくってきたんですけど、納期もかかるし印刷会社なんだから紙推しせねばと。

こだわりのトレーシングペーパー

せっかくなら中身が見えるようにしたいと思って、トレーシングペーパーを選びました。

控えめに言って、かわいくないですか🥺💘
半透明の風合いがとってもお気に入りです。

もちろん、FSC®森林認証紙🌳 持続的な森林管理に貢献できます。

中身を入れても結構透けます。デザインをシンプルにしたので、きちんとした文章を入れても差し障りなさそう。

近くにあった説明会の案内資料をいれてみました

紙は、クラシコトレーシングの41㎏。トレーシングペーパーのなかでも透明度の高いものです。しっかり硬めが良いなら43kgがおすすめ。紙の角で手が切れないかすごく敏感な私は、43kgはちょっと怖いかなーと思います。

また、紙の面付で無駄が出ないように、生産管理山形さんと相談して目なり逆でチャレンジしたのですが、へたり具合も気になりませんでした。

文字の色は柔らかい雰囲気にしたくて、DICでグレーを指定。仕上がりを見てみると、紙が透けてるのもあって思っていたより薄めー👻スミでもよかったかもです。(がったー、ほらねって言わないで😇)

綴じ加工も問題なし

綴じと糊付けは、自社の圧着機でテストしました。動画は紙製マスクケースのときのものですが、こんな感じで圧着されます。

ノズルから糊が出てくるわけですねー今回は1000枚でつくりましたが、中村勝さん曰くロットが増えると糊のラインががたついてくるそうです。

納期とコスト

通常のクリアファイルと比べて、短納期でコストも下がります!

印刷から加工までの納期は、
通常クリアファイル:14営業日程度
紙製クリアファイル:  7営業日以内

単価は枚数にもよりますが、通常のクリアファイルより安くなります😳

結局、どのくらい環境にやさしいの?

ある記事によれば、PP製クリアファイルと古紙製ファイルでCO2排出量を比較すると、

算定方法の結果では、クリアファイル1枚当たり5.15g-CO₂/gに対して、紙ファイル1枚当たり1.48g-CO₂/gとなり、ポリプロピレンのクリアファイルの方が紙ファイルより約3.5倍のCO₂を排出していることになります。

https://www.ecology-plan.co.jp/information/20645/

つまり、紙ファイルに切り替えることで1枚あたりのCO2排出量が1/3以下に…!

また、プラスチック製品を使わないことで、海や自然に流れ出る量を減らすことにもつながります。近年は洪水なども多いですからね。自然や生物にもやさしいというわけです🐢

おわり

製造にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました🙇

  • デザイン:村山さん👏

  • 紙選定/FSC申請:山形さん👏

  • 印刷:松井さん👏

  • 抜き:日の出さん👏

  • 綴じ:中村勝さん👏

脱プラの取り組みの第一歩として、「普段使ってるクリアファイルを紙製に切り替える」って、気軽にできそうですよね🌳🌳🌳

営業のみなさま、ぜひお客様におすすめしてみてくださいませ~_( _´ω`)_使ってみた感想もお待ちしてます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?