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「君は組織には向いてない」と言われた鍼灸整体師が一人で成功をつかむまでの物語

「君は組織には向いてないよ」と言われた日

その言葉が頭から離れなかった。

自分は本当にダメなんだ
どうしようもないんだって
心の底から思った。

ずっと整体院や接骨院の中で馴染めず
同僚とも気が合わず
毎日が苦痛だった。

そしてついに
会社を辞めることを決意することにした。

辞めた直後
心の中は空っぽで
何をすればいいのか全然分からなかった。

ただ、唯一確かなことは
「人に触れる仕事が好きだ」ということ。

そうして思い出したのが
鍼灸整体師としての夢だった。

一人でやってみようと決めた瞬間
胸の中に小さな灯がともった。

それが始まり。

とはいえ、開業するのは簡単なことじゃなかった。

資金の問題
場所探し
許可の取得など
山積みの課題に押しつぶされそうになった。

ある日、顧客との信頼関係を築くために、
どんな工夫が必要なのか悩んでいた時
ふと、「一人一人と向き合うことが大切なんだ」と気づいた。

その瞬間から、私は自分の施術に全力を注ぎ始めた。

初めはうまくいかなかった。

お客さんが思ったように来なかったり
売り上げが伸びなかったり
挫折の連続だった。

でも
その度に自分を信じて
努力を続けた。

ある日、長年の腰痛に悩むお客様が来た。

彼はどの治療法も効かず
どこに行っても痛みをとることができずに
諦めかけていた。

しかし、私の施術を受けた後、
少しずつ痛みが和らいでいった。

「先生、ありがとう。本当に助かった」
と言われた時の喜びは
今でも忘れられない。

それから
少しずつ口コミが広がり
呼んでいただけることが増えていった。

「こんなに楽になったのは初めてだ」
「またお願いしたい」と
感謝の言葉が次々と届くようになった。

その度に
自分の選んだ道が間違っていなかったことを
確信することができた。

最初は小さな成功だった。

でも、それが自信になり、
もっと多くの人を助けたいという思いが強くなった。

今では
念願の一人鍼灸整体院を経営し
多くの人々に喜んでもらっている。

誰でも最初は不安でいっぱいだ。

だけど、諦めずに自分を信じて努力を続ければ
必ず道は開ける。

そして、今度は私が、
組織に馴染めずに悩んでいる人たちに向けて
勇気を与えたい。

この経験を通して
誰もが自分の道を見つけられるんだってことを
伝えていきたいと思う。

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