見出し画像

033 嘘をまとう

誰が聞いても嘘だとわかる話を、すぐに口に出してしまう。

会話をすれば、あいずちのように嘘をつく。

「呼吸するくらい嘘をつくよね」それが褒め言葉に聞こえるほど、嘘は僕のアインデンティティになっている。

でもね、本当は嘘が好きなわけじゃないんだ。

嘘をついてすぐに「嘘だよ」って言った時の、相手の顔を見るのが好きなだけなんだ。

「ダマしたい」ただそれだけ。

ダマして「からかっている」だけなんだ。

・・・最低だね。

最低だ。

わかってる、ごめんなさい。


でもね、ずっとこんな性格でいるから、嘘をついても「どうせ嘘でしょ」ってすぐにツッコミがはいる。

そういう時に思うんだ。

「僕のことわかってるじゃないか」って。

たかつ友達界の先輩たちは新人にこう言う。

「何も信じちゃいけないよ。高津の話は全部嘘だから。」


いやいや、僕だって時には本当のことを言う。

そんな時、すぐに先輩たちはフォローしてくれる。

「これは本当だよ」と。

わかってるじゃないか高津のこと。

どんな馬鹿でも真実を語ることはできるが、うまく嘘をつくことは、かなり頭の働く人間でなければできない。

サミュエル・バトラー


***

-もの-

USO 2
野口理恵=編

近所にある本屋さん「LVDB BOOKS」で、さっきこの本と出会って、装丁のかわいさについつい買っちゃった。3巻まで出ていたけど、1巻と2巻だけ。

中身はまだ読んでいない。
でもきっと面白い。読まなくてもわかる。

嘘だけど。

-追伸-
「本当ダヨ〜」そうつけると嘘に聞こえる不思議を、ともだちに教えてもらった。

そんな話をした後に書くのもなんだけど、noteに書いている話はすべて真実だよ!

本当ダヨ〜

(カバー写真:マカオにて自撮り)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?