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日々雑感

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#電車

イロイロな気笛

気笛は乗務員に与えられたある種のコミュニケーションツールだ。
鳴らす理由、鳴らす場所、鳴らし方などによって気笛と一言で言っても割とイロイロな気持ちが込められている。
「気笛合図」なんてのも規則で定められており、係員同士がコミュニケーションを取るために鳴らす気笛もある。

あ、気笛は「汽笛」とする方もいらっしゃるけど、弊社では「気笛」なので、こう表記します。

話を戻して…

まずは良く駅で耳にする

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仕事のツボ

最近、「仕事のツボ」なる存在の偉大さを感じます。

こういう(電車の運転士)仕事ですが、私もひとりの一般人ゆえ、気乗りしなかったり気怠かったり、何かしらの突発的な悩みに苛まれたり、それこそ体調が悪かったり、常に100%の仕事が出来ている訳では無いのが実情。
ましてやここ数年は労働強化、いや、人手不足による効率化の必要性や多様な働き方の実現のために乗務内容(業界っぽくいうとスジ)が重くなる一方なので

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冬の運転台

私は冬の運転台が好きだ。

早朝に出区するのが嫌な季節になった。
寝起きの冷えた身体を引きずって指定された番線へ行き、バッテリーを投入してパンを上げ電車を起こす。
場所によっては1km近く歩かされるので芯から冷え切ってしまい、もちろん車内も寒いので散々である。
「温風」とか「温風暖房」とか書かれたスイッチを入れると、音の割には心許ない温風が吹き出し口から出てくるが、あったまるには時間が掛かるので諦

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本質の理解

最近指導さん(教育担当の乗務員≠管理者)と話していて「最近の新人は何でもかんでも電話で聞いてくる」という話題が上がった。

手歯止め(輪止め)を装着する位置から、その場その場で判断すべき事についての電話が多いらしい。

手歯止めの装着位置なんて覚えるべきことの基本中の基本だし何ならマニュアルを参照すれば書いてあるのでナンセンスな質問として、その場その場で判断すべき事が判断出来ない新人が多いとのこと

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俺巧いじゃん!

と、思うことがしばしばある。
昨日今日の泊まりもそう。
ダーっと突っ込んで行って、最後10mぐらいでトントンと緩めてピッタリ停車。

走る走るど定時で走る。どんなにのんびりした車掌さんが相方でも定時!
エンド交換時にペアを組んだ車掌さんとすれ違って挨拶を交わすが、可愛い女の子だと、熱い視線を感じる。
気がする。

たまにはこういう日も悪くない。
思わず指差喚呼もビシッと気合が入る。
客室へのアピー

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