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2020年に365本の映画を観られなかった私が、今年観た面白かった映画5作品。

「2020年は映画を365本観るんだ、1日1本のペースで観てやるぜ。映画で感性を刺激し、人生の栄華を極めてやるぜ!」

と、今年の正月に張り切っていた私。

結局、2020年に観た映画はどれくらいだったのか。

31本である。

あれだけ正月に意気込んでいたにも関わらず、フタを開けてみたら31本。「1ヶ月毎日映画を観ました!」にしか満たない本数。

理由は色々考えられるけれど、大きなものとしては「そんなに映画を生活の軸におけなかった」ということだと考えている。

年間365本、つまり1日に1本のペースで映画を観るということは、もう生活の中心を映画に捧げなくてはいけないことになる。これは映画鑑賞の優先順位を最高位に引き上げなくては成り立たない。

しかし、そんな生活を1年間続けられる程、私の趣味の幅は狭くない。

読書だってしたいし、自転車で走り回りたいし、運動して心と体を鍛えたいし、ゲームだってやりたいし、資格試験の勉強もしたいし…etc

こんなやりたいことが多すぎる状態で、映画にウェイトを置くことは、私にはハード過ぎた。

ということで、年間365本の映画鑑賞は失敗に終わった。終わったけれど、今年観た31本の中から、面白かった映画を5本あげるなら、以下の作品を推したい。

①ミニオンズ

おなじみのミニオンたちが繰り広げるコメディ。
もう、ぶっ飛びすぎるほどぶっ飛んだ、自由すぎる世界観にツッコミどころ満載なところが面白かった。
そしてミニオン達が可愛かった。バナナ🍌


②勝手にふるえてろ

こじらせ系OLの恋愛。主人公のコミュ障っぷりがとても痛々しくて、観ていていたたまれない気分になった。
松岡茉優の演技がとても良くて、この映画を観て松岡茉優が好きになった。主人公は気分のアップダウンが激しい女性で、その表情の切り替えを見事に演じていた。
映画が面白かったので、その後で原作本を読んだのだが、映画は原作にずいぶんと脚色を加えたのだということを知った。もちろん原作も良き。綿矢りさワールド全開。私は原作のある映画というのは、原作を劣化コピーさせたものが多いという勝手に思っているけれど、この映画は原作を上手くアレンジしていて、映画ならではの良さを感じられた。

③ぼくの名前はズッキーニ

クレイアニメ風の映画。自分を虐待する親をひょんなことから殺してしまい、児童養護施設に預けられる男の子の話。
一見、子ども向けっぽい雰囲気だけど、話の内容はかなり重たい。愛を知らない施設の子たちと時にぶつかり、時に助け合いながら成長していく姿に心が締め付けられた。

④パラサイト 半地下の家族

アカデミー賞を受賞して話題となったので、U-NEXTで購入して視聴した作品。
格差社会について描かれた話で、中盤まではトントン拍子に物語が進んで「話がうまく行き過ぎじゃね?」と思ったのだが、後半になってから色々と考えさせられた。
特に最後のパーティーでのシーンで起こる惨劇が、観ていて苦しくなったよね。誰も悪くない、だけど、みんな悪い…的な。
来年の正月にこの映画がノーカットでテレビ放映されるらしい。正月から観る映画ではないよね、これwww

⑤ミッドサマー

一応、ジャンルとしてはホラーになるのか、これ。ホラー映画なんて恐くて観ない私だけれど、この映画は好き。
お化けが出たり殺人鬼が出たりする訳ではなく、白昼下で人が死んだり、焼かれたり、セックスしたりする。明るいのが恐い。
私が知っているホラー映画とは違う角度で怖がらせてくる。なんだろうね、これ。従来のお化けや殺人鬼が出てくるホラーを唐辛子の辛さに例えるなら、この映画はワサビの辛さみたいな。
明るいのが恐い。この映画を観てからしばらくは、花の冠を見たり、北欧の伝統衣装を見たり、無印良品の店内で流れるケルト音楽を聞いたりすると、フラッシュバックして震えるようになってしまった。明るいのが、恐い。


…そんな感じで2020年観た映画の中から、面白かった映画5作品を取り上げてみた。

来年はもっと映画を観て心を動かせるようにしたい。

さすがに1日に1本は無理だと思ったので、来年は1週間に1本のペースで映画を観よう。そうすると、月に4本だから、年間48本の計算になる。キリが悪いので、50本。

2021年は50本の映画を観ることを目標にしようと思う。

さすがに50本は観られるでしょう。

今年は31本だったけど…


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