雛飾り-2

3月3日は 雛祭り


本日、3月3日は、雛祭りですね。

その起源は諸説ありますが、江戸初期から現在のような形式(雛人形を飾る)となりました
※室町時代には、雛人形を飾ることはありませんでした。

元々は、中国で3月3日もしくは同月上巳(第一の巳の日)に水辺に出て祓の行事を行う風習が伝わったともいわれています。

そのため、人型(雛)で身体を撫でて穢れを払い、川に流す厄払いの意味合いもありました。
「雛送り」と呼ばれ、主に3日夕方に行われます。

元禄時代(1688~1704)頃から、雛人形の道具類が豪華になっていき、寛政(1789~1801)頃から、女児の成育後に幸福な縁組が得られるようにという、親の願いが雛祭りの目的となっていったため、雛人形の道具類に嫁入り道具一式が含まれるようになったと考えられています。

雛壇がはじまったのは、元禄(1688~1704)以前からとみられています。

飾り方や飾る日は、地域によってかなり異なるようです。
皆さんがお住まいの地域では、いつ、どんな飾り方をしますか?

ともあれ、健やかに。


【参考文献】
西角井正慶編 一九五八 『年中行事辞典』 東京堂出版

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