小野照崎神社へ参拝してきました
本日は大安と寅の日という縁起の良い日です。
寅の日は、十二支の動物がそれぞれ一日ずつ割り当てられ、寅が割り当てられた日のことを「寅の日」といいます。
寅の日は金運が良いとされ、お財布の購入や使い始めが良い日とされています。
また、余談ながら「虎は千里往って千里還る」という ことわざもあり、無事に帰ってくるという意味ももっています
第二次世界大戦の際、出征した人が無事に帰ってくるよう作成された「千人針」も、寅年生まれの女性が縫うことが好まれました。
※実際に自分は祖母から、千人針の作成を手伝った際、寅年生まれの人を探して手伝ってもらったという話を聞きました。
※銃弾避けのお守りという意味もありました。
現在は旅行の出発日に吉とされています。
そんな縁起の良い日に、東京入谷にある「小野照崎神社」へ参拝してきました。
小野照崎神社は平安時代に生きた小野篁(おののたかむら)公が祀られています。
漢学者・歌人・書道・絵画に通じたとても多才な人物で、学問、芸能の神として数々の逸話が存在します。
狩野永納によって延宝6年(1679)に出版された『本朝画史』では、「篁公は博学広才にして、人の及ぶところではない。その『画』は神に至る」と評されています。
近年では、とりわけ芸能関係の方が多く参拝しているようです。
理由としては、「男はつらいよ」で知られる俳優、渥美清さんが願をかけたことで知られる神社なのです。
渥美さんが売れないとき、友人の勧めで「禁煙するので仕事をください」と願をかけたところ、後日「男はつらいよ」の寅さん役のオファーがきたといわれています。
そのため、芸能界関係者が多く参拝するようになったようです。
また、禁煙を決意した方が願をかけに参拝することもあるようです。
自分は喫煙していないので、普通に画業で良い縁があるよう参拝しました。
また、こちらの境内には、文政11年(1828)に建造された富士塚「下谷坂本富士」があります。
富士塚とは、富士信仰のひとつで、富士山を模してつくられた人口の山や塚です。
「下谷坂本富士」では、十合目まであり、直径約15m、高さ約6mあり、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
※説明版には直径約16m、高さ約5mと記載されていますが、公式HPには直径約15m、高さ約6mと記載されており、どちらが正しいか不明です。
普段は入れませんが、毎年6月30日と7月1日の富士山の山開きに合わせて一般に公開・登ることができます。
実は自分もこちらではありませんが、某所で富士塚に関連した調査に携わっていたりするので、縁があったりします。
よくよく考えると、寅の日に寅さん縁の神社へ参拝したという、ダジャレのような内容ですが、意図したわけではありません(笑)
普段参拝するところは1月中に行きたいと思っていて、縁起が良くて都合がついた日がたまたま今日だったという偶然でした。
また1年頑張っていきたいと思います。
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