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トレードオフを昇華させるのが経営者の責務

おはようございます!
 
転職セミナーに来る人を
調べたことがあります。
 
ほとんどの人が転職をしませんでした。
 
転職するような人は、
セミナーに来る前に転職しているのです。
転職を逡巡するような人が
セミナーにきてどうしようかと悩んで、
行動することは無いという結果でした。
 

 
同じようなことが他にもあります。
 
社会的インフルエンサーが、
大勢のフォロワーに対して
リーダーシップを説いています。
 
そのフォロワーたちは
リーダーシップをとるのでしょうか?
私は懐疑的です。
 
私も一時期、
経営者として
コンサルタントの集団の前で
話をしたことがあります。
 
皆が私のことを見て、
真面目に話を聞いてくれて、
こちらが提示した経営方針に
うなずいてくれていました。
 
正直に言うと、
それはとても気持ちの良い状況でした。
大勢の人が私のことを見てくれて
同意してくれているという状況は、
とても承認欲求を満たしてくれます。
 
快感です。
 
しかし、
私は直後に違和感を持ちました。
この人たちに、
主体性はあるのか?
と思ってしまうのです。
 
「他人のビジョンに
尻尾振って喜んでいるようでは、
コンサルタントではない」
そう私は言ってしまいました。
 
私は自主独立してほしいのであり、
一人の人についていってほしい
のではありません。
 
組織効率を考えれば、
トップのいうことに、
大勢の人が一糸乱れずついていくのが
一番です。
 
しかし、
そこに私は自主独立を見出しませんし、
独創性も感じません。
 
自主独立や独創性を求めるならば、
組織効率は捨てなければなりません。
 
このトレードオフ
を理解するのは大切です。
 
リーダーシップの大切さを説く
インフルエンサーに
私が懐疑的になってしまうのは、
自己の承認欲求を満たしているにすぎず、
リーダーを生みだしていそうもない
からです。
 
独創的であれと説く経営者は多いですが、
組織効率を乱すことなく、
丁度よく独創的であって欲しい
と言っているのです。
 
このトレードオフを自覚して、
自分なりに解決策をみいだしていくのが
経営者の責務だと私は思います。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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