善と悪、そして豊穣

おはようございます!
 
熱帯雨林のスコールは物凄い土砂降りです。
 
バケツを逆さにしたような雨
というだけでは表現しきれない
滝のような雨が続きます。
 
大昔、この地方に住んでいた人たちは
どのように暮らしていたのかと
心配になります。
家がびしょ濡れどころか、
洪水で命の危険もあったでしょう。
 
その土地の神話では、
雨季は悪い季節で、乾季は良い季節とされ、
雨は大蛇に例えられていました。
 
しかし、
雨季は本当にだめとされていたかというと
そうでもなかったようです。
 
雨季の雨があり、洪水が起こり、
土地が豊かになるから
乾季の豊作があると考えていました。
 
正の成果を得るには、
負の要素が必要となる。
正と負の両方があるから豊穣がある。
 
バリ島のバロンの物語でも、
善と悪が戦って、
決着がつかずに延々と戦いながら
フェードアウトしていきます。
ハリウッド映画の
わかりやすい勧善懲悪とは違うのです。
 
日本で言うと、
禍福はあざなえる縄のごとし
のようなものでしょうか。
 
プラスもあり、マイナスもあるから
豊かになるという考え方。
 
地震が増えてくると、
そんなことでも考えたくなります。
 
今日もよろしくお願いします。

安島

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