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社会を二分する論点の扱い

おはようございます!
 
元首相の安倍さんの事件です。
 
安倍さんを支持してきた方の話も、
安倍さんを批判してきた方の話も伺いました。
 
私の印象は、
両方ともに、かなり熱狂的な意見というか
スタンス、態度であると感じました。
 
とても折り合いがつくような
印象は持てませんでした。
 
私はこのことに、
明確な意見があるのですが、
双方の熱狂的なスタンスの前に、
言葉を飲み込みました。
 
双方ともに理屈があり、
とても歩み寄る余白がなく、
議論を推し進めると、
神学論争のように
社会を二分してしまう気がしました。
 
社会に住む人は
ここから出て行くわけにはいかないので、
それは不幸なことです。
 
ですから、私は口をつぐむことになりました。
 

 
論点を明確にして決着をつけるのが
米英のやり方のようです。
日本では小泉さんがその手法をとりました。
 
経営コンサルタントも
右か左からという思考が好きです。
 
私も好きでした。
 
論点を隠さず詳らかに机の上に並べて、
万機公論に決すべしとばかりに、
やあやあとやるのです。
 
しかし、出入り自由の会社なら
それでもよいですが、
出て行くわけにもいかない土地では
不機嫌な隣人と共存して
いかなければなりません。
 
共同体の中では
決定的な対立はできるだけ
避けておきたいものです。
 
その論点は、
しばらくそのままに横に置くのです。そ
れが知恵というものでしょう。
 
万機公論に決すべしとした
五箇条の御誓文は、
脱亜入欧の明治時代のものでした。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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