見出し画像

自分で気づいたと思ってもらうために

おはようございます!

人は自分で気づいた、わかった!
とならない限り、行動は起こしません。

そこがマーケティングの奥の深いところです。

押しつけのストーリーはその意味で、
内容に関わらず失格です。

ほら、泣きなさい、泣けるでしょ、でしょ?
と言われたら泣けません。

泣いたとしても、食傷気味となる。

そっとおく。
自分で見つけたと思えるように
自然に置きたい。

長編小説を好む作家というのは
そういうことがわかっている人
なのではないかと想像します。

多少面倒でも、
序章があり、
気づきがあり、
えっと前のめりになり、
そうだったのかと
主人公に感情移入してもらう。

自然に気づいてもらうための、
これは自分のことではないか
と思ってもらうための仕掛けが
必要なのでしょう。

短編小説では、
いきなりメインディッシュなので
発見したという心持ちにはしてくれない。
手ごろではあるし、メッセージもクリアですが、
自分が見つけたという感覚は持ちにくい。

AISASという
マーケティングの概念があります。
電通の登録商標だったと思います。

Attention(注意)→
Interest(関心)→
Search(検索)→
Action(購買)→
Share(情報共有)
の頭文字を取ったものです。

はじめこの面倒くささに、
敬遠していました。

ただ、冒頭に書いた、
自ら見つけたと思ってもらうために、
必要な長編小説のようなものだと考えると、
別な見え方がしてきます。

今日もよろしくお願いします。

安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?