見出し画像

複数性に耐える

おはようございます!
 
「複数性に耐える」
という言葉が印象的でした。
 
「エルサレムのアイヒマン」を解説した
TV番組で解説者が語った言葉です。
 
ホロコーストに加担した犯罪者は、
実は平凡な市民であったという番組です。
 
大きな組織の歯車になっていると
普通の人でも知らぬ間に
悪を起こしてしまいかねない
という話でした。
 
更に言うと歯車になりきることによって
悪に加担できるということも
推測させられる話でした。
 
そうならないためにどうしたらよいのか
という問いへの答えです。
 
とても難しいが
自分と違う考え方やその理路に
思いをはせることを
継続することが一つの答えではないか
と語っていました。
 
そしてそれは決して
楽しいことではないので
「耐える」という表現をしたのでしょう。
 
ディベートという技術があります。
その価値は、相手を論破する論理だて
にあるのではなく
自らに複数の考え方を取り込むこと
にあるのだと思います。
 
ネットでも
自分のテイストとは違うサイトこそ
見続けることが大切なのでしょう。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?