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見ると観る

おはようございます。

リアリティという言葉を頻繁にみるようになりました。

リアルと短く表現される場合もあります。
ネットの世界が広がるに従い
バーチャルなものへの対語として
リアリティが使われるようになったのでしょうか。

私にとって、リアリティという言葉は
司馬遼太郎さんが明治の時代を表現する時に使う言葉
が一番印象的です。

明治の時代を戦前の昭和の時代と比較して
リアリティがあって良かったと司馬さんは言います。

つまりイデオロギーに左右されず
プラグラマティックであった
というニュアンスで使っていました。

一方で、
何かを見るときにイデオロギー
つまり主観を排除して見る
ということができるのでしょうか?

小林秀雄は見ると観るを使い分けて
意思を込めて観るということに
こだわりをみせました。

虚心坦懐に見ることも大切ですし、
意志を込めて観ることも大切なのでしょう。

見るにも観るにも
プラスとマイナスの両面が
あるのだと思います。

それを使い分ける強い意思を持ちたいものです。

それでは、今日もよろしくお願いします。

安島

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