おはようございます!
経済を知るために
経済でないものを考えます。
代表的なものとして次のような話を
負債論を書いたグレーバー氏はあげました。
20歳の成人となった時、
それまでにかかった養育費の一切を
子供は親から請求されました。
子供は驚きましたが、
何とか全額を支払いました。
と同時に、親子の縁も切れました。
そのような話です。
お金は縁を切るために
使われることがあります。
後腐れなく縁を切るために
計算され支払われます。
相対の等価交換です。
一方で、縁は違います。
親から受けた養育は親に返すのではなく
自分の子供や他の人に返すしかない。
負債は親に返してはいけなく
バトンリレーの様に
他の人に返すものなのでしょう。
それが縁です。
私は仕事でValuationと称して
物やサービスの価値、
事業の価値、法人の価値を
一所懸命に計算します。
計算はしつつも、
その使い方を間違えると
それは縁切りとなりうることに
自覚的でありたいと思います。
今日もよろしくお願いします。
安島