合理化の難しさ
おはようございます!
MS&ADが6300人をリストラします。
私は不勉強で、
そのような会社はあったかな?
外資系かな?
といぶかりました。
調べてみたら、正式名称は
MS&AD
インシュアランスグループホールティングス
とのこと。
保険会社のようです。
傘下にある会社を調べたら、
三井住友海上火災保険
あいおいニッセイ同和損害保険
三井住友海上あいおい生命保険
などがありました。
何社も合併を繰り返しながら、
それぞれの名前を大切に残してきたら、
こうなったのでしょう。
クスっとしてしまいます。
しかし、
当事者の方は大変だったのではないか
と想像します。
アメリカなら、employment-at-will
という随意雇用が原則なので、
いつでもリストラできます。
職員の方も不満は言いますが、
会社とはそういう仕組みだと
分かっていますから
大きな問題にはなりません。
日本の会社は、
ゲゼルシャフト(機能体組織)よりも
ゲマインシャフト(共同体組織)
の色合いが濃いので、
アメリカのようにはいきません。
ただ、日本は古来、
外国文化を受け入れ、
吸収するのがうまいのだから、
アメリカのやり方を取り入れるのならば、
うまくやりたいものです。
*
銀行の情報基幹システムでは、
みずほ銀行が失敗事例として
よくあげられます。
富士通、日立、IBM、NTTデータの
4つの企業が新システムに参加したため、
いまだに故障が絶えませんし、
使い勝手がよくありません。
一方、
三菱UFJ銀行はIBMに発注し、
三井住友銀行はNECです。
責任の所在が明確です。
共同体組織であっても、
責任の所在は明確にするのが良い。
そして、
責任者は自分のことばかりでなく、
マイノリティも含めて共同体全体のこと
を考えるべきでしょう。
選ばれた共同体の責任者には、
多数派と少数派の両方を包含した
責任感を期待します。
勝ち組・負け組
あるいは、
みんなで経営
というどちらの発想も
乗り越えたいものです。
今日もよろしくお願いします。
安島
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