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分業の限界

おはようございます!
 
「東京大学に残っていたら、
ここまで研究は広がらなかった」
「本当に全てのことを
ひとりでやらなければならなかった」
 
ノーベル賞を受賞した
大隅良典さんの言葉です。
 
短い言葉なので、どういう意図なのかは
正確にはわかりませんが、
大組織の中で
部分を担って過ごしたのではなく、
コンパクトなグループで
全体を見渡して過ごしたことの効用を
話していると解釈しました。
 
コンサルティングファームでは、
「作業は分担できるが、
思考は分担できない」
という言葉があります。
 
調べ物はそれぞれ手分けして
進めることができますが、
その情報をもとに考えるという作業は
手分けして進める
というわけにはいきません。
 
部分で思考して、
それをいくつか足し合わせても、
全体を思考するということにはなりません。
 
最後は一人の頭の中で、全体を見据えて
えいやっ!と考えを出すものです。
 
大きな組織の中にいると
そういう思考になることが難しくなります。
 
作業は分担していても、
思考は全体を見渡した
オーナーシップが不可欠です。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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