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話すのは苦手

子供の頃、物怖じしたり緊張したりの記憶がほとんど無い。母によると、誰に会ってもペラペラと自ら話しかけるタイプだったらしく、親としてはあちこちで何をしゃべるのかと心配したり時には恥ずかしい思いもしたそうな。

自らの記憶をさかのぼると、確かに小学生まではガンガン誰とでも話したし自らの発言も多かった。相手が大人でも子供でも思った事は言う。口喧嘩もたくさんした。言い負かされるのが大嫌いだったっけ。

中学生になり田舎から仙台に戻った頃も、基本話し好きだった。友達と訳もなくつるんでしゃべる事に熱中し、一緒にいることが重要だと思っていた。ただ、田舎とは微妙に違う友達との距離感や付き合いの浅さから来る相手の様子の読めなさに悩む事もしばしば。気づかなかったけ れど、軽く仲間外れや意地悪されていた事もあったみたい。大人になってから聞いてビックリした位だから、当時の私は全く気づかずのほほんとしていたけど…気がついていたら大変だったろうな。

高校入学から就職して6年位経つまで、たいして「話す」事に困った感を持った記憶はないが、初めて転勤を経験しそれまでよりもはるかに多く初対面の方々と一緒に仕事をするようになった頃から、会話に苦痛を感じるようになってきた。

よく知らない人と何を話す?無理して話すくらいなら、黙っていた方が楽。今でこそこの姿勢を普通に貫いているけど、当時は結構悩んだもので…。

「無口なんですね」なんて言われるとかなりしでかしてしまったような、気まずい 居たたまれない気持ちになっていたっけ。
何か話さなきゃ(汗) でも何を話す?相手の事を何か聞けば良い?でも何を?自分の事話す?でも何を?
もう堂々巡りで疲れちゃう。

話したければ話すし、話さなくても良い時もある。自分でそれに気付き、悩まずとも自然体で良いじゃない❗
そう思えるようになり、自然にそのスタンスを体現できるようになるまでは本当に…。

話さないだけで「取っつきにくい人」「愛想の無い人」「気難しい」なんて印象を勝手に持たれること日常茶飯事。
話さないと印象は良くないらしいということは実体験から良くわかったけど…私は私なんだから仕方がない。

無理して話すくらいなら、やっぱり黙っていたい。と言うか黙っている。無理は続かないし。

話したい時は話すしね。必要な時はちゃんと話す。
仕事の時間はかなり話しっぱなしだし。休憩時間やプライベートな時間位無理して話ししたくない。

前にとある芸能人が、現場ではあんなにしゃべりまくるくせに、楽屋やプライベートではさっぱりしゃべらず訳わからない❗と言われていたけど、私も同様だから良くわかる。

お仕事トーク お付き合いトークはするべきだと判断して発しているもの。勿論言っていることに責任持てるし嘘もない…いや少しはあるかな忖度とか(苦)
多少の無理や頑張りから生み出している会話。

だからこそ、自分時間には無理して頑張る話しはしたくない。話したい時は話しますから のスタンス。
まぁ確かに感じ悪いかな多少。

でも仕方ない。無理して話すのは本当疲れるし要らない気を遣うのも嫌だから。

でもね、けして不機嫌とか怒っているとかではないことを、ご理解頂けると有難い。

しゃべる私が普通なのではなく、黙るが基本 気が向けばしゃべる私が普通だと。

多少の批判を薄々感じつつも、この姿勢をつらぬく私。
強くなったもんだ。

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