見出し画像

料理が好きになった理由

物心がついた時にはすでに料理が好きだった気がします。

うちの家庭は共働きだったのですが、平日は母が、土日は父が料理を作る家庭でした。そのせいなのか、うちのトイレには必ずレシピ本が置いてあり、トイレに入っている間はそのレシピ本をみて過ごす事が多かったように思います。

毎日5時くらいになると母親がキッチンにたって、その姿を後ろから眺めながら、たまにつまみ食いをしたりして、その光景を眺めていました。

母は栄養士の免許も持っており、再現レシピが上手でした。家族で外食をした時に「コレまた食べたい!」というと、その料理を再現して作ってくれました。もちろん失敗もありつつ、試行錯誤しながらその味に近づけてくれました。その記憶が今の私の料理好きにさせたんだと思います。「店で出来るものは自分でも出来る」というケチな精神から生まれたものです。

実験が好きだった

もともと実験が好きだったんです。「コレはどうしてこうなるんだろう?」とか、「コレってどうやって出来てるのかな?」とか。理由がわかるまで徹底的に調べないと気が済まない性分で、壊れたビデオデッキとかを分解したりしてみたりして。気になったら自分の気が済むまでやってみないと気が済まない。だから、お店で食べた美味しいものとか再現しないと気が済まなかったりするんですよね、笑。

夕食の時間は約2時間

食に対して貪欲な家庭だったんだと思います。ばぁちゃんには「人間、食が止まったら終わりよ」って言われてたし、父にも「美味しいものは知っておかなきゃいけない」って言われてたもんで。普通の家庭から考えると夕食の食卓が2時間もあるって異様だと思います。別に父の晩酌に付き合ってその時間というわけでもなく、それが当たり前でした。とにかく、食べ物が好きな家庭だったんだと思います。

そんな家庭に育ってしまったから、こんなに料理が好きになってしまったんだろうな、笑。

劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。