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言葉のデザイン

タイトルやキャッチコピーを考えるとき、悩んだ経験はないでしょうか。

例えば何かの事業や制度をお知らせするとき、「事業名」や「制度名」をそのままタイトルにしていませんか?

広く周知する場合においては、「受け取る側」の視点でタイトル(言葉)をデザインするとより伝わりやすくなります。


(よくない例)

事業名だけだと難しい印象になってしまいます。



(よい例)

具体的な内容をタイトルで分かりやすく表現すると◎
事業名を入れる場合は補足する程度の大きさで入れるとバランスがよくなります。


ホームページの一覧に表示する際のタイトルなど、文字の大きさを変えられないタイトルの場合は、「農機具購入費の50%を補助/農機具購入支援事業」というように、具体的な内容を先に書くと分かりやすくなります。

受け取る側が知りたい情報は、事業名や制度名ではなく、自分はどんなメリットが受けられるのかといった「自分に対しての情報」です。それをダイレクトに伝えるほうが分かりやすくなります。

また、「~について」という言葉はタイトルでよく使われがちですが、むやみに使わないほうがよりはっきり伝わりやすくなります。


(よくない例)

「~について」は分かりづらくなるもとですので使わないほうがおすすめです。
特に「事業名」+「~について」はとても分かりづらい印象を与えます。



(よい例)

具体的な内容を言い切ると分かりやすくなります。
対象者が明確になっている場合は「誰に対して」という呼びかけもあると◎


事業や制度のお知らせでは、チラシのレイアウトなどの前に、「何を伝えるべきか」、「どういう言葉の表現をすれば一番伝わるか」を考えることがとても大切です。

目立つチラシや綺麗なデザインができたとしても、事業や制度の内容を理解してもらえないのであれば、それはただの自己満足でよいデザインとは言えません。

いずれにしても「受け取る側の視点」でデザインしていきたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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