産休明け、KPIマネージメント
産休明け、時短勤務はしたくなかったのでフルタイムで復帰。矢のようにすぎる日々。復帰後、まずぶつかった壁は残業時間が前のように取れないという時間の制約。限られた時間の中で優先事項を決め、パフォーマンスを落とさず、達成すべき数値は達成せねばという焦りの中この本を読みました。
まず衝撃だったのは毎日1回はKPIって言葉を発してましたがそもそもKPIをちゃんと理解せず使っていたこと。。。来年は心機一転、KPIってものを使いこなしながら効率よくチームで動けるように頑張らねば。。。
最高の結果を出すKPIマネジメント 2018/6/22 中尾隆一郎
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<概要>
KPIとは何か?
基礎から実践までを丁寧にまとめている本。ダメダメKPIとイケてるKPIの事例を踏まえながら説明してありわかりやすい。
<勉強になったポイント>
・そもそもKPIとはなんぞや?
上司からもKPIを設定せよと言われていたし、チーム内でも、代理店チームともKPIについてディスカッションを日々していたが実際に日々行っているのはインディケーターマネージメントだったという気づき
KPIはバラバラに複数設定するものではなくKGI設定から始め、CSFを数値化したものの1つに絞るものである。
・たった1つにKPIを絞るべきは何故ゆえ?
PDDSというフレームワーク
plan decide do see
よく考え 素早く絞り込み 徹底的に実行 きちんと振り返る
振り返りと改善が大切。KPIが複数存在すると現場が施策をいくつか取捨選択し、
優先順位をつけていく。そうなるとどの施策がうまくいったのかどうか
正確な振り返りが難しい。なのでKPIを1つに絞ることがとても大切
・売り上げに直結しない部署はどうしたらいいのか・・・。
本の中の事例で社外広報の事例が出ていたが、私が置かれているデジタルマーケティングの立場に近いので参考になった。売り上げに直結しない部署は特にKGIの設定や貢献度を計るのが難しい。自分の予算外の案件のサポートもする必要があり優先順位をどうするべきかチームのリソース配分も難しい状況だった。社としてのKGIに貢献するためのKPIを自ら設定する必要性、明確な存在意義を自ら設定する必要があるのではという気づき。
<疑問を持ったポイント>
売り上げに直結しない部署はある程度決めの問題ということにもなり得るのだろうか。広報の事例で「採用活動に貢献すること」をKPIとするという事例が出ていたが、その年のCSFが営業リソース増だったら理解もできるが、企業における認知度や好意度の情勢となると1年で明確に答えが出ない場合も多々あると思う。時間軸によってKPIを分けて考えるべき状況もあるのではという疑問が残った。
<心に残ったフレーズ>
・KGIの本質とは継続的に利益を出していくことにある。
going concern [事業をずっと続くように運用しなさい]という言葉にあるように商品やサービスを使ってもらえる、アフターサービスやより良い新製品を活用してもらう責任があり継続的にサービスの開発・向上投資していくために利益が必要。それがKGIの本質になる。
・利益を上げるための相互影響がある数値は定数化し、管理する定数化できること、それがノウハウでもある。売り上げを増やすには費用の増加が必要であり、顧客獲得単価を1万円と決めるなど。
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