満腹感は作るもの。空腹は耐えるもの。

この話の続き。


さて、僕は冒頭の記事でイモ類を食べる事の最大のメリットは満腹感を感じ取れる部分にあるのではないかと分析した。

これは実際に僕自身が、食物繊維を粉末状にしたものを飲み物にいれて摂取してみた結果の分析である。


粉末状の食物繊維を膨大に摂取するのと、実際に干しいものように身のある食物繊維を摂取した事の差を、様々なパラメータで分析してみて、結果的に何が変わって何が変わらなかったのかを統計解析した結果である。


ちなみに便通だが、面白い事に、やはり粉末状のものでは特に改善される事はなかった。なお便通自体の回数を増やしたいのなら、やはり炭水化物+水分の組み合わせが最適で、特に干し芋を食べて水をゴクゴク飲むと満腹感もさながら、便通自体の促進力も大変に高い。


女性だと、よくお通じ改善の為に酸化マグネシウムの錠剤を飲んでいる人がいるようだけど、結局のところ何らかの刺激を腸管に与えなくては、便通自体は促進されないのだと思う。


炭水化物+水分は物質的な圧迫感による刺激が便意につながるのだと思うし、酸化マグネシウムも腸管への直接的な刺激がキーとなってお通じ改善へとつながっているのだろう。そう考えれば、粉末状の食物繊維だけでは改善されなかったという原因もわからくもない。

たぶん粉末状食物繊維+何かの食べ物を食べれば、質量増加作用が生じて改善につながる確率はあるように思う。そう思うと、粉末状の食物繊維を摂取胃する最適なタイミングは食事中という事になるだろう。


さて本題に入る前の前置きが若干長くなってしまったのだが、今日書くことは正しい満腹中枢の取り扱いである。


前回、僕は「食べるとむしろ食欲が増加する」という負の食欲という概念を紹介した。お酒を飲めば3人前ぐらいのメシがラクラク食えるという人が世の中にいるように、世の中には食欲増進作用のある食べ物が結構ある。


これ自体は別に使い方を誤らなかったら、そう問題にはならないのだが、実はキチンと意識化させないとメチャクチャにマズい現象を引き起こす事がある。


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