もっともっと素直に作りたいな。(第二回個展「無意識の旅」が終わって)
こんにちは。
noteではお久しぶりです。
今回は、2023年9月24日までの会期だった、たかすぎるな。第二回個展「無意識の旅」について、裏側や心の内を書いていこうと思います。
素直になりたい...
今回の個展で一番感じたことは、素直になることの大切さでした。
展示に持って行った作品たちも、「これはちょっと恥ずかしいな...」とか「これはイマイチ技術的にどうなのかな」と思っていた作品なんかも全部全部持っていきました。
そしたら意外とそういった作品たちがエネルギーを持っていたみたいで、いろんな人にこれはすごくいいねみたいなことを言われて...
私としてはすこしびっくりしたのですが、そうか、こんなに素朴な心でいていいんだ、と思うことができました。
なんだか沢山作ってると、表面のクオリティに目がいってしまうことがありますが、大事なのは魂ですね。
私はやっぱり命で描くことが大事で、命で描くとは、「生きてることに誠実に描くこと」なのだと感じました。
そういう意味で、これからももっともっと素直になれたら、と思います。
愛について
なんで副題を「無意識の旅」にしてしまったのか...「無意識と愛」がよかったな...と会期が始まってから思ったのですが...
それほどまでに愛が大切なキーワードになった展示だったのではないかと思います。
愛に関して言えば、一年前の卒業制作の「愛に忠義」で愛を扱ってますが、あの狂信的な愛と、もっと柔らかな包括的な愛はやはりつながるところがあると思ってます。
会場の端っこにあった、愛の詩集「名前のいらない心」が今回の個展のキーになっていました。
私が普段言えなかった愛、愛なのかもわからない、名付けることすら烏滸がましいようなそんな気持ちを一冊にまとめています。
特定の1人に向けたメッセージでできていて、その人への気持ちや記憶を時間をかけて縫い付けた詩集(刺繍)です。
これはまたどこかでぜひ展示したいですし、今もなお書き続けてます。
詩集をそのうちインスタレーションにできたらな...とも思って妄想は膨らむばかりです...。
そして空間のほとんどを占めていた天使の絵の持つ愛のエネルギーは、今回のメインだったと思います。
天使は私が辛い時に祈りの代わりとして描き出したモチーフなので、限界な人間(私)が本当に救いを求めて描いたものたちでした。
それと同時に、愛とは、寄り添うとは、決して明るいものだけではないと思っています。
地獄にいる人に天を見せることが救いの全てじゃなくて、共に地獄を見ている存在がいるということも時に救いになるのだと、ここ一年くらいで知りました。
それでというわけじゃなくてどっちかというと私が素直になりたいだけだったのですが、必要だと思って、自分の病状を描いた作品もいくつか展示することにしました。
最後に今後について
レリーフ作品について一切触れずにここまで来てしまいましたが、こちらも作り続けてます!
レリーフ作品の発表の場は年内翌年と、沢山あるのでぜひSNSで予定をチェックしてくださったら嬉しいです!(今後発表します!)
あと、大きなお仕事も一つあるので...それも楽しみにしててください!
それから、個人的には誠実に生きていきたいです。
あとあと、幻覚とか、何か「見えること」と「想像すること」の違いへの疑問符のような作品も作ってみたいな、なんて思ってます。
今回の個展は、結構素直にやれたんじゃないかと思って、だから来てくれた方にも素直に反応がもらえた気がして、素直って大事だなって思いました。
とはいえまだまだ全然素直になりきれなくて。
これからももっとやわらかく生きていけるように素直を目指して、命の内側にあるものに優しく触れていくように作品を作りたいです。
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