見極めと、潔さと、心強さと

大分疲れてきた。

そろそろ休むか、リフレッシュしようかな。

普通はそう思う。

昨年から続けてきている自分の目標や今年の抱負を意識して日々過ごしてきて、振り返れば丁度疲れも溜まる頃合いか。

しかし僕と言う人間は、
よし休もう、
リフレッシュしようではなく、

なぜ疲れてきてるんだ？
どうしたオレの身体よ！？
と考え自問自答の世界に傾注する。

これがまた疲れるんです！！！！

疲れているところにさらに考え込んだりして、
何やってんでしょうね、休めばいいのに。

でも不思議なことに休む方が疲れるのです。

疲れは回復させたいですよ。
でもやりたいことがたくさんあって
その時間を止めるとワナワナしてきてしまう。
プレッシャーを解いたはずが逆にプレッシャーになる。

メリハリがきかないというか、切り替えが下手くそなのか。

と書きつつ、よくよく考えてみると自分の事が見えていないのかもしれない。

今同じ状況の人がいて、もし相談されるようなことがあればこう答えるだろうな。

疲れてきたということは発展を意味して良いことです。
でも負荷もかかり力みやすくなる。
今一度向いてる方向の確認、日常のルーティンやメンタル面に力みがないかも確認しましょう。

そうだよな。人に対してだったらそう言うよなあ。
自分の目線では気づかないことも、人に置き換えると見えてくるものですね。

以前に書いた記事の中にそんな風なことを書いたことがありました。
自信のコントロールについて書いたけれど成長とともに目線が変わる。
顔の向きも変わるし、猫背にもなる。
状態が変われば状況も変わり、状況が変われば状態にも影響し、
そこに前のめりになりいつの間にか力んで疲れてしまう。気づかないうちに。
冷静さは大事。
努力していくことも自分だけど対応対策をするのも自分。

自分という生き物は至極扱いづらいですね。

ずっと前の話になりますが、休んで遊ぶこと、寛ぐことも大事だと思って過ごしていたときに段々と怠けてくる自分が出てきて、そんな自分に焦りが出てくると優しく寄り添い甘えさせてくれる自分が出てきます。
そうなると切り替えレベルではどうにもならず、脱却するにもエネルギーが不安定でぬるま湯の日々が続きます。
誤魔化して過ごすにも限界があり、そこまでくると
「オレはダメな奴だ…」
「何にもプラスになってない…」
自暴自棄になってしまうほどのもの凄いストレスを感じてしまうんですね。

ならば節度はどこ行った？となるでしょう。
車同様に走り始めは走ったり止まったりできますが、スピードが出れば簡単にブレーキは効かないし、もし止まれば再度そのスピードに乗せるためにはガソリンを食うように、人もまた然り。

だから休まないでいるほうがいい。
でも、休まないと追い込みすぎて病んでしまうかもしれない。

やり過ぎずやらな過ぎず、これに限る。
ていうかこれ↑↑↑↑出来る人いる？？
仙人やん。

まだ何とか病んではいないけど、時々立ち止まることは大切ですね。
・何のために努力しているのか
・どこへ向かおうとしているのか
・やりすぎてはいないか
・時間配分の確認
ets…

「やってみよう」から時間はスタートし
おぼつかない思考とアクションで不慣れさと少しの成長を経験しながら
実践を積んでいく。
徐々に理解も進み、身体に浸透し、やがて慣れが始まる。
慣れの先は飽きてお終いか、更なる習得へステップを上げるか岐路に立つ。
発想→経験→初歩→実践→記憶→浸透→慣れ→隙→習熟→熟練→∞

言葉にして自分の状況を自覚することは大切。

今日たまたまテレビをつけ流し見していたドキュメントの番組で、光岳山頂の山小屋に住む女性のインタビューで、すっと胸に入った言葉があった。

「何事も挑戦して、失敗も経験したい」

こんなニュアンスでしたが続けて、失敗を重ねてたくさん経験を積んでいきたい。
そう話していました。

「失敗も経験したい」

失敗を恐れず、失敗を避ける、ではなくて、成功体験と同じように失敗経験も大切にしていくマインド。
人はこれくらいの心の余白を持ちながら過ごすのがいいのですよね。

そうだ、心の余白を忘れていたのか。

僕は食パンを食す時、隅々の耳の細部に至るまでしつこくバターやジャムを塗るタイプなのでパンに関して余白はありませんが、いつの間にか心もそんなバタージャムまみれのようになっていたのかもしれない。

成長と同時に改める。

難しいメンタルコントロールですが、心を鍛えなければ先の成長は皆無であることは知っています。

今がその時。

４５歳を前にして良いことに気づきました。

４４歳最後の一カ月は、ひとまず腰を下ろし、来た道を振り返り、行き先を再確認し、装備や食料を確認し、身体のメンテナンスも整える時間にしよう。

成長することは大事だけど、やり過ぎて夢中になりすぎて盲目になるのは危険。

また一つ、大人になりました。

今年の暑さは酷かった。おかげで氷袋で飲む麦茶が堪らなく美味しかった！

今月のおみくじには「実力を蓄ふ…」とありました。
堅実に努力することも大事だけど、それを可能にする身体のメンテナンスも実力の内。
運も実力の内なら日ごろから徳を積むような心掛けの日々もなおの事。
地味に見える細部にこそ神は宿る。God is in the details.