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韓国旅行 後編

二日目は生憎の雨。
渡航前に天気予報を見ていたので雨は分かっていたけど外に出るのが億劫になるほどの雨が降っている。そして気温も低い。予報は22度あたりだったのに15度くらいまで下がり、蒸し暑いはずが肌寒く長袖が必要になってしまった。
ゴールデンウィークを過ぎてからの東京は徐々に蒸し暑くなってきて、渡航した五月下旬は朝夜は多少涼しい日がある程度で大半は半袖で過ごせる気候になっていた。ソウルを調べるとほぼ一緒の気候だったから服の準備は楽だったのに、、、、
寒いし雨だし余計億劫になったけど、半袖類を強引に重ね着して過ごすことにした。持ってきたスプリングコートが唯一の救い。

予定していた明洞へGO。

話題の餃子店なのだろう、行列を記念に一枚。記念なだけで並んでません笑

ホテルを出ると寒かったのに歩いていると強い湿気のせいで暑くなってきた。もしかして気温も上がってきてたのかな?
ホテルで借りた雨傘にはホテルのロゴがあり、さりげなくホテル宣伝と所在地をバラす。

韓国は知っての通りワカメや海苔や魚介類など海産物も有名で、ランチは知人のススメで知ったアワビ粥が美味しい韓国粥専門店へ行きました。

質素なシンプルさのお膳が良いね。

注文したのは蟹と肝入り鮑のお粥。
意外とあっさり。食べやすかったけど、もっと出汁感が効いたイメージだったから商品名からすると首を傾げてしまう。

日本でもそうだけど、観光客の出入りが激しいお店は裏切られるパターンあるね。
それも思い出だ!

明洞にナンタという厨房設定で厨房で扱うものを使って音だけで感情表現をする無声演劇がある。ちょっと喋るところあるかな笑。言語の垣根を超えたエンターテイメントで、10年前に見てからすごくファンになり今回も楽しみにしていました。

前回はREDだったかな。WHITEのメンバーも面白かった!
AKB48じゃないけどグループがたくさんありどれも見たい。

分かりやすい設定とコミカルさで気軽に楽しめるのが良い。
日本公演もあるので次はそれを見に行こうかな。

韓国ドラマでよく出てくるオリーブチキン。日本でも人気で時々テイクアウトして家で食べるが、本場韓国で揚げ立てを食べてみたかった。その願いが叶った。

やっぱりルービーでしょ!!店が嘘のよう空いてますが、雨の影響でしょうね。

感想が下手ですが、一言で言います。

マジで美味かった……

この一言に尽きる。
ほんとに美味しくて、そのままも良いしマスタード付けるとこれもまた美味い。ビールと合わせることも忘れ食べきってしまいました。

左が甘タレのヤンニョム、右が塩で素材活かし。

大満足☆

さて、お土産の買い物を見に行こうとロッテ免税店へ向かう。
あれ?人気も無いしシャッターが閉まっている。調べてみるとなんと、免税店が全店舗お休み。そういう日のようです。まさかそんな正月のような日がこのタイミングであるなんて思わないですよね。残念。

行く当てがないのでトンデムンに戻り周辺を散策。
トンデムンはディープな街の印象。芸術的な明るい場所と近寄りがたい暗い場所があり四方で顔が変わる。

新大久保な雰囲気。
飲食店が多いのにお腹空いてません。チキンが消化してません。
ハングル文字は読めないけど、ここらのお店は入らないほうがいい雰囲気。


トンデムンの駅地下はチマチョゴリのお店が並んでいました。イベントが多い場所なのかな。

都会的なところとローカル的なところを併せ持つ面白い街でした。

夜ご飯は最近気に入っているチャドルバギを食べに行きました。
サムギョプサルの牛肉バージョンなのかな?
お店の写真は無いためチャドルバギを知らない方に、こんな感じです。

新大久保で食べたチャドルバギ。

サムギョプサルのように専用の鉄板で余分な脂を落とし野菜と一緒にタレをつけて食べます。
重くなくサッパリしてるのでたくさん食べられます。
トンデムンで食べたお店は東京で知る店の肉質とは違い歯ごたえが強かったのでお店によって好みが変わりそうですね。


三日目は晴れ。待ちに待った晴天だ!といっても気温は28度まで上がり、一日にして10度以上も違うからこれもまた大変。

これが東大門(正式名称:興仁之門(フンインジムン)

今回の韓国旅行は市場へ行きたいとも思ってました。トンデムンやナンデムンだけでなくあちこちに市場があることが分かりどこに行こうか迷いました。泊まる地域からトンデムンの市場へ。しかしイメージとは違って屋台などは無く建物が並んでいるのと数件の屋台。どこにあるのだ?
調べ直すと隣の駅にありました。
鍾路5街駅(チョンノガ)の広蔵市場(クァンジャンシジャン)。

この光景を待っていた!!
散策だけでも楽しい。
胃袋が足りません。
謎です。
韓国おでんや辛そうなトッポギ。
たぶんビビンパ。
外国人もたくさん。そういう僕も外国人。

通路中央に屋台が二軒ずつ並び、両サイドに建物の路面店が並びどれだけ店があるのか分からない。
目移りしてしまうが、ただ全体的に置いてるものが似てるから店選びはフィーリングで良いと思いました。

醤油味の豚足。

どの店も混んでいて、タイミングよく入れ替わりで席が空いた店にした。ベンチの端に座る2人しかいないのに詰めて詰めてと指示され席はゆったりなのに隣のおじさんと膝が当たるほど詰めさせられた。暫くして客が来ると自分の方に詰めさせられギュウギュウになる。暑いし汗ばんでるしおじさんに挟まれるし豚足でギトギトだし、落ち着けなかったけど十分堪能できました。
また韓国に来ることがあれば別の市場も行ってみたいな。


韓国に着きタクシーでホテルへ向かう途中で街中提灯がぶら下がる地域があった。ドライバーのおじさんに尋ねるとお釈迦様の誕生日を祝う時期なのだと教えてくれた。
それが気になり提灯が下がっていたお寺を探し向かうことにした。

着いたのは韓国仏教の総本山・曹渓寺(チョゲサ)。

由緒あるお寺。
空一面提灯が連なり圧巻です。色の意味は分かりません。

いろいろ計画通りに運ばなかったけど、最後にそんなことがすっ飛ぶ観光が出来ました。
違法タクシーのおじさんに支払った料金は高かったけど、観光情報料も含めて良しとしましょう。

最終日は帰るだけだったのでチェックアウトして一般タクシーで金浦空港へ。日本円で2700円でした。

初めての町は右も左も分からないし緊張もあるけど、ひとつひとつ自分の力で達成していく楽しみがあり、今回も貴重な経験を得る旅行になりました。


〈あとがき〉

韓国の映画産業からすると町の発展は凄いことになっているのだろうと思っていました。しかし10年前と然程変わらず、トイレの紙は流せずゴミ箱に捨てるし(ホテルだけ流せた)、日本で当たり前の自動ドアがどこにもなくて大半が手動でホテルは回転扉でした。地下鉄の改札はピッとICでやるも遊園地にあるような鉄棒を脚で押して回転させる狭い改札口。電車のシートはお尻や腰が痛くなるようなステンレス製。インフラが発展しないわけでもあるのかな?とはいえ開発された一角もあるし、コスメやスイーツはどんどん進化しているのに町は時が止まっているようで不思議な感覚を覚えました。

日本のメディアで問題になっているコンプライアンス。ヤクザが抗争の直後車を走らせる際にシートベルトするとか、その時代に必要な差別を伏せたり、入れ墨だから放送できないなど表現が制限されてますが、韓国で映画を見て驚きました。テレビだからだと思いますが、テレビで放送されていた映画での乱暴なセリフが無音で消され、マ・ドンソクさんのアクション映画のセリフは消えてばかり。しかもタバコはモザイクが掛かり口元がいやらしくなり作品として勿体ないことになっていました。韓国の制限は分かりませんが、アカデミー賞で受賞する作品を生むような映画産業からするとそんな制限は信じられないことでした。作品性を大事にするのかと思っていたけど、韓国メディアも日本と似たような悩みがあるのかもしれないなと思いました。

最後に、

いつか韓国映画に出たい。
いつか出る!!


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