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a025.支援は支援として活用しつつ、経営者は待ってばかりじゃアカンよね~という話。

今日は、午前中、事業計画づくりの支援のため、商工会議所の職員さんとともに事業所さんを訪問してきました。

先月訪問した際とは状況ががらりと変わり、最初は運転資金のお話。
縫製関連の製造業さんなので、今すぐ急に資金がなくなるというわけではないですが、新型コロナの影響で売上も下がっているし、先の見通しの立たないなか、融資の話からスタート。

融資の話については商工会議所の職員さんの方が詳しいので、現状取れる選択肢を提示し、それぞれのメリット・デメリットと問い合わせ先を提示されていました。

また、市町村でも融資制度が始まるようです。利率は若干高いし融資枠も小さいけど、融資条件がほかの制度と若干違っているので、他の新型コロナ対策融資の条件に満たない場合の選択肢になりえるとのことでした。

こちらの地域では、日本政策金融公庫のほうが融資はでやすいようなので、そちらをオススメしました。

ただ、Facebookでつながりのある税理士さんや社労士さん、コンサルタントさんによると、保証協会経由の融資のほうが早く降りるという情報もあります。

商工会議所・金融機関・税理士さんなどの専門家さん、それぞれで情報の強さ・弱さがあります。
迷って動けなくなってしまうので、選択肢は集めすぎるのは良くないですが、3つくらいなら聞いて判断できると思いますので、早めに対策入れていただければと思います。


前に勤めていた会社の社長。コンサルタントをやる前は、卸売市場で働いてました。卸売市場といえば粗利がむっちゃ少ない=運転資金めっちゃいる業種です。

だからということもあるのでしょう。現金を持っておくことの重要性については、口すっぱく指導されました。

なので、商工会議所で事業計画づくりに関するセミナーの講師をやらせていただくときは、借入=悪ではなく、借入=経営の一つの道具、となるよう、お伝えしています。

現金大事です。


とはいえ、支援策はあくまで支援策。

足りなくなるかもしれない現金の対策を借入により確保できたら、未来のことについて考えることも経営者さんにとって大事なお仕事です。

融資の話のあとは、今後のことについてお話をさせていただきました。


でも、経営者さんはさすがですよねぇ。

その事業所さんは縫製業なのですが、縫製業もテレワーク化するために、ミシン自宅に持ち帰る。

確かに、委託や外注でお願いすることもあるからできないわけではないんですが、テレワーク=PCと思い込んでた私には、新たな視点でした!

反対に、対面営業できない対策については、次の対策を迷われていました。

なので、ちょうどホームページリニューアルしたのそれを活かしましょうとお伝えしました。中小企業さんって、意外とホームページを周囲の方へ告知してない方が多いんです。なので、ホームページリニューアルを切り口に、メールやメッセージツールで会話の切り口にしてみましょう、と。


まあ、そんなこんなでいろいろお話してきました。

とにかく、経営者さんは会社のことを考えつつ、従業員の安全を考え、その先の事業についても考える。ほんと、大変だなと思います。

私は月に1回、2回訪問させていただき、忙しい中2時間位お時間をいただき話をさせていただくので、せめて、不安を共有しつつ、安心につなげていただき、希望が見える事業計画づくりをサポートできればいいなーと思いました。

では、またのちほど。ありがとうございました<m(__)m>

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