90年代の音楽を知らないアナタへ その78 TEMPTED `94(94)／SQEEZE 現実逃避しちゃうダメ男。でもそれが現実。
サントラの醍醐味の一つに、それまで知らなかったアーティストとの出会いがあると思うのですが、彼らの歌はまさにこのサントラがなければ知らなかった、もしくは知るのが遅くなっていた曲だと思っています。こういう素敵な曲の発見があるからサントラ買いはやめられないんですよね。
数年前、車か何かのCMで久しぶりに聴いた時は、かなり懐かしさが込み上げてきて、不意だっただけにグッときたのを覚えています。
哀愁のあるメロディと規則的なリズムで歌われる単調なうたなんですが、そして歌詞は浮気を周りのせいにして、現実逃避しようとするダメ男のうたですw ボーカルがいい意味で普通のアンちゃん的声質でこの歌詞にぴったりハマってますので、聞きどころです。
スクイーズは80年代初期に数年だけ活動していたイギリスのバンドで、この曲は彼らの代表曲として知られているそうですね。こういう歌が代表曲っていうのも悲しいですが、歌詞の頭にヒースロー空港へ向かう景色の描写があって、実際に英国に住んでる人たちからすると、歌詞に共感する部分は多いのかなと考えたりします。
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