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九個のグラス

昨夜は早めに横になったつもりがなんだか眠れず。そのうち娘が部屋から出てきて居間でぶつぶつ喋ったりなんだりもあってますます眠れず。気がついたら1時半を過ぎてもうすぐ2時というところでようやく就寝。

目が覚めたら6時。これはさすがに寝足りない。トイレに行ってから二度寝、と思ったらまた娘が起きてきてキッチンでガチャガチャやったり居間のソファベッドに寝転がって歌ったり。

「居間で歌わないで部屋に戻れ、戻ってくれ」

居間には行かずに襖越しに声だけ。娘は移動。静かになりました。でもそのあともなんだか眠れず。結局7時半には起床。タイマーをセットしておいた炊飯器、まだ炊きあがっていません。先にスープジャー弁当を用意。今日はキャベツとソーセージのポトフ、というかそんなに立派なものではなくコンソメ風味というだけです。やかんでお湯を沸かしてコーヒー。ご飯が炊けたので朝食は玉子かけ。

昨夜も「夜中に飲み物飲まないで」と言っておいたのにルイボスティーのピッチャーが空になっていました。飲むなって言ってるだろうが。

娘がやってきたのでクスリを飲んでもらいました。

「冷蔵庫にあるシュウマイとエビチリ(どちらも半額)、食べていいからね」

「んあ」

クスリのあとも娘は部屋から出たり入ったりしています。

「なんか食べたいの?」

「食べたい」

「じゃ、シュウマイとエビチリ温めるね」

「んあ」

私も少しもらいました。スーパーの惣菜も昔よりよくなってる気がします。

「あ、そういえば昨日の夜も飲み物飲むなって言ったのに飲んでたよね」

都合の悪いことは聞こえないふりをする娘。子供の頃からそういう奴だよ。

なんだかんだでいつもと変わらぬ時間に出勤。電車で座ったタイミングから爆睡。なんとか寝過ごさずに最寄り駅。朝食が足りなかったのでコンビニでパンと豆乳。ここのコンビニはいつもレジに店員がいて目が合うのでセルフレジを使う機会がありません。いや、無理に使わなくてもいいのですが、あちこちの店や自販機のセルフ方式に慣れておきたい気持ちだけはあるのです。

4月の数字はどうなるか心配でしたが杞憂でした。今のところそこまで大きくではありませんが悪くない数字で来ています。広告もうまくハマってきました。この勢いでしばらくやっていなかったことにも少し予算をつけてみようかと。

退勤。今日はまっすぐ帰ります。

帰宅。娘は起きていました。カーテンを閉めた薄暗い部屋の中でウロウロしていました。

「なんか食べたい?」

「食べたい」

とりあえず炊飯器の御飯の残りを確認します。一膳分も残ってないじゃん。そしてキッチンにはピッチャーふたつと牛乳パックふたつ。シンクには大量のコップ。なんじゃこりゃあ。腹立つわ〜。まあでもしょうがない。

「なんか食べたいものある? パパ、今日だるいからスーパーでなんか買ってくるよ」

「お弁当のオムライス」

「オムライスはあったりなかったりするから却下。なんか買ってくるね」

「のあ」

スーパーはちょうど半額タイムです。オムライスはやっぱりありません。たまにしか並んでないんだよ。弁当にするか、それともパック寿司か。パック寿司だな。鉄火巻と鯖寿司も買おう。全部半額です。娘が飲み尽くした低脂肪乳も2パック。明日のためのアジフライなども。

帰宅。パック寿司を並べるのを娘は椅子に座っておとなしく待っています。かなりお腹が空いている様子。

「急いで用意するからね、待っててね」

思った通り、腹を空かせて虚ろな表情だった娘は猛烈な勢いでパック寿司を平らげていきます。そうか、そんなに腹が減っていたのか。でも炊飯器のご飯、かなり食ってるんだけどな。あれか、生理前で腹減るのか。

「食後にお風呂はいってね」

スイッチは入れておきました。

「はいらない」

「冷凍庫にいつもと違うアイスあるから見て。お風呂に入ったら食べていいよ」

冷凍庫の中を覗き込む娘。

「お風呂はいる」

「はいったらアイスね」

その前にグラスだけでも洗っておくか。

しかし、何個あるんだグラス。

数えたら9個でした。

なんか腹立ってきた。

「あのさあ、グラスこんなに使わないでよ。飲み物も飲みすぎだよ。グラス何個使ったと思ってんの」

やはり都合の悪いことは聞こえないふり。

「こっち来てグラス数えてよ」

やってきました。

「数えられない」

「……もういいよ。お風呂はいっといで」

グラスの数も腹が立ちますが、それより飲み物です。ピッチャーふたつと牛乳パックふたつということは5リットルぐらい飲んでいるのです。さすがに水分とりすぎなんじゃないの。

案の定、娘の体重、今日は激増でした。

飲み物ばっかり飲むからだッ!


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