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モノづくり×アイデアでハンディのある人の自立を助ける!「ほほえみ工房」

「ハンディのある方をサポートするオーダーメイドの道具(自助具)を作っている工房が、ここ高島市の安曇川町にある」と聞いてさっそく伺ってきました。

工房の名前は「ほほえみ工房」。高齢者や身体にハンディのある人の自立を助け、生活をしやすくする用具や介護者の負担を軽減するための自助具や小修理を作っています。

自助具を、実際に見せていただきました

箸は、二本のバランスが安定するようにバネで止めて摘まみやすくしてあったり、スプーンやフォークは向きを曲げて口に運びやすくしたり、手が離れても落ちないようにベルトに挟めるようにしたり。

持ちやすい箸、改良スプーンやフォーク、台付き片手用爪切り、ペンフォルダー
食事動作支援:スプーンフォルダー

室内で使える歩行器は、滑りをよくするためにシートベルトのベルトをつけてあったり、ウォーキング杖には腰に引っ掛けるつまみをつけてあったり。

移動動作支援:木製歩行器、ウォーキング杖

もしもしノートは、メモ帳型のホワイトボード。耳の不自由な方や聞こえにくい高齢者の方と会話をするときに手軽にカバンからすぐ取り出して使える便利道具です。

コミュニケーション支援:もしもしノート


代表の日置さんにほほえみ工房についてお話を伺いました。

ほほえみ工房は30年も前に立ち上げられ、日置さんは3代目の会長。初めは、車に機械を持ち運んで回っていましたが、15年前に現在を場所を借りれることになり、工房として利用することになったそうです。

自助具作りは福祉関係の人からの相談を受けて、利用者が使いやすいようにみんなでアイデアを出し合って形にしているとのこと。

日置さんは「今までで一番うれしかったことは、20年間車いす生活を送っている方の車いすを改良したところ、外出が困難だった課題を解決できてとても喜ばれたこと。喜んでもらえることが一番のいきがいです!」と笑顔で語って下さいました。

ほほえみ工房のみなさん(現在8人で活動中)

どんな要望でもアイデアを形にするほほえみ工房さん。自助具を通して、身体にハンディのある人の自立を助けるための、その人にあったその人だけの新しいアイデア、新しい発想力やものづくりの楽しさも教えてもらいました。

広報活動でイベントにも出店されることがあります。ぜひ手に取ってみてくださいね。

取材:石倉 怜菜

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