見出し画像

著作リスト

【小説(2020年11月最新情報)】

●『ランドスケープと夏の定理』(創元SF文庫) 

2014年第5回創元SF短編賞受賞作であり、初めて単著になった作品です。数学小説を書いているうち、知性と宇宙を巡る冒険譚に。理論系ハードSF。姉がたくさん出てきます。文庫版+電子書籍2020年8月刊行。カバーイラストは加藤直之さん! そしてキクボン!から池澤春菜さんによる朗読版も発売中!

●「わたしを数える」 

2014年には本作で第1回星新一賞一般部門に入選。こちらは〈数学怪談〉です。下記SF Prologue Waveにて全文無料公開中。改稿加筆版は『折り紙衛星の伝説 年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫)所収。番町皿屋敷がテーマです、数えるだけに。他いくつかの古典怪談をモチーフにした短編を書きまして、〈数学怪談短編集〉としてまとめたいと思っています。

●『エンタングル:ガール』 (創元日本SF叢書) 

2019年8月には、こちら『エンタングル:ガール』を第2単著として。サンライズのアニメーション作品「ゼーガペイン」スピンオフ小説です。主人公はアニメ版ヒロイン、カミナギ・リョーコ。表紙はあきづきりょうさん! 帯コメントと解説は、本編アニメにてカミナギ役をつとめた花澤香菜さん! 刊行日の8.31にはサイン会もありました。ただいま(2021/09/20)本作に連なる新作を執筆中、2022年刊行予定です!

●「キャット・ポイント」(『NOVA 2019年春号』(河出文庫)所収)

大森望さん責任編集のアンソロジー。ぼくは〈広告SF〉を寄稿しています。タイトルの〈キャット・ポイント〉は実際にうちの近所にもあるような。

●「配信世界のイデアたち」(『Genesis白昼夢通信』(創元日本SFアンソロジー)所収)

きっと世界初の〈SF考証SF〉です! アニメ制作会社でSF考証として働く女の子たちを主人公にした、キュートでパワフルな新シリーズ《いであとぴこまむ》が誕生。新人SF考証のいであとぴこまむは、まだまだ勉強中の身。提出した企画はことごとくボツになり、個性的な先輩や上司についていくだけでも精一杯のなか、なんとか自分にも出来ることを見つけようと奮闘するが──ただいま長編化準備中です!

●「ゴーストキャンディカテゴリー」(『時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー (創元SF文庫) )所収)

こちら世界初かもしれない〈圏論〉SFです。圏論とは昨今プログラミングとの関連もあって現代数学において盛んに研究されている、カテゴリーそのものを矢印(→)で直接あつかう分野です。『時を歩く』は創元SF短編賞受賞者のアンソロジー。時間編と宇宙編ということで、ぼくは時間編に。

●『不可視都市 』(星海社FICTIONS) 

初の恋愛長編です。38万4400キロの彼方へと引き裂かれた恋人たちは再びめぐり会えるのか―─超遠距離恋愛SF! カバーイラストは焦茶さん! デザインは草野剛さん!

●『アクエリアス・アルゴリズム ──宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部』

1974年の宇宙戦艦ヤマトに連なる小説です。宇宙戦艦ヤマトファンクラブ会報「ヤマトマガジン」にて連載中。第1話の大部分が公式サイトにてB無料公開中です! ぜひ!

●「星たちの舞台」(『銀河英雄伝説列伝1』(創元SF文庫)所収)

 銀河英雄伝説公式トリビュート短編集。ぼくはヤン・ウェンリーが音楽学校の寮を守るために〈ヤン‐ミルズ理論〉をテーマにした演劇の舞台に立つ、「星たちの舞台」を寄稿。2020年10月30日に文庫と電子書籍が同時発売。予約段階で〈発売前重版出来〉、翌週には〈三刷〉も決定、〈オーディオブック化〉も決まっています!


【ノンフィクション(2020年11月最新情報)】

●「想像力のパルタージュ」@Webミステリーズ! 

連載インタビュー+エッセイです。2015年4月6日から2019年12月16日まで、東京創元社公式サイト〈Webミステリーズ!〉にて連載。AI、講談、ゲーム──各ジャンルの最前線の方々にお話をうかがっています。全26回。最終回は花澤香菜さん「翼ある声」!

●『世界を設定する SFアニメ現場レポート』 @SFマガジンcakes版

2016年夏から、劇場公開作『ゼーガペインADP』に合わせて、SFマガジンcakes版にて連載。ぼくがSF考証になるきっかけから、実際の仕事内容、上映前の世界初のVRアニメイベント、そして上映までを記録。

●『21.5世紀ぼくたちはどう生きるか?』(講談社)

初のノンフィクション単著です。星雲賞ノミネート。こちら、研究者や企業の方にも読んでいただきまして、いま各方面で色々なコラボをするきっかけになっている本です。

最新2021年版!

2021年は次の4冊(!!!!)を刊行!

オリジナル小説(エチカ)に、ゲームスピンオフ(ABCDE)に、ノンフィクション(シンエヴァ読解)に、宇宙戦艦ヤマトオフィシャル小説(アクエリアス)と、およそぼくの仕事の全領域から一冊ずつ出すことができたと言える1年です。

4冊とも紙+電子書籍同時発売。

『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』は2021年9月27日刊行!

随時加筆していきます!(2021/09/20現在)



この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?