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ドライブ未来の自分・考えたように生きなければ

昨年は愛媛に住んでいながら、埼玉、東京、広島、熊本と遠方の不動産関連のセミナーに参加しました。年末年始の帰省のおりには、青森の(妻の)実家へ帰った際に秋田は大館まで赴き、自分で一からゲストハウスを立ち上げた金髪大家ヨシさん(@yoshirubio44)にお会いする事ができました。

こういった活動ですが、セミナーと懇親会の参加費用に加え宿泊費や交通費なども多くかかります。
また、不動産セミナーに参加したからといってすぐに物件が買えるという訳でもありませんし、結局はその後の自分の行動によってのみ結果はついてくるものですから、セミナー参加が直接成果に結びつくかと言われるとそれはもう事後的に振り返ってからしか評価はできません。
ましてやアパートは(一部の行動力モンスターや爆速ニキを除けば)年に何棟もポンポン買える訳ではありませんし、不動産投資セミナーになんか参加しても意味無いよ、と言われる方が一定数いる事も理解します。

それでは何故、私が多くのセミナーに費用をかけて参加したか。

成果は移動距離に比例する(もしくは運を呼び込む)と言われる方がいます。直接的な因果関係は想像の域を出ませんが、結果を出している方々がそう言うのであれば、何か見えにくい理由があるのでは無いか。
これを、素直に自分でも実践してみたいと思ったから、というのが一つ目の理由です。

また、実績を出している多くの不動産投資家と出会い話をさせて頂く事で、正しく努力し行動すれば、自分も想像したような成果を出せると自分で信じる事ができるようになる、と期待するからです。いわゆる、成功者に直接会ってマインドブロックを外してもらう、という営みです。
 
とはいえ、どちらもかける費用に対しリターンが定量的に計算できません。
あんな遠くまで行くのはもったいないな、セミナーはきっと同じような内容じゃないかな、あの投資家さんと会ってみたいけど、実際に話せるのは5分も無いかも知れないな。

セミナーの申し込みは、常に支払う費用(懇親会も入れると1万数千円でしょうか)とそれに伴い発生する交通費(数万円になることも)、宿泊費、休日の確保と、多くのストレスが発生するものです。 


では、私が何度もこれらのストレスに打ち勝ってセミナー参加の申し込みをクリックできたのは何故か。それは、非常にシンプルな理由で、年始に『ツイッターで繋がった人に多く会う』という目標を立てたからでした。

目標といえば、例えば私の今年の目標は法人での収益アパート2棟の購入であったり、プログラミングでのマネタイズであったり、バイクの免許取得であったりと、わりとその達成の可否がはっきりするものが多いです。

その中にあって、『人に会う』というのはどちらかというと行動指針のようなものです。定量的な数値目標は設定していない。
では、どうしてこのような目標を立てるのか。
それは、自分の行動に迷いが生じた場合はこの行動指針に従うべしと未来の自分に課しているわけです。

高額な出費も伴い、有給取得のハードルもある。
自分は『人に会うか会わないかという選択を迫られたら、恐らく迷う』と自分で分かっている。
そんな逡巡に対して、未来の自分の背中を押してあげる。
この、過去からのエネルギーはなかなか強力な意思決定のバックアップになってくれました。
富山の若手不動産投資家グッチ―(@gucci_kodakusan)さんがサラリーマンを辞める気持ちを固めたきっかけも、過去の自分が設定したスマホのスケジュールのリマインダーであったとお話されています。


過去からのエネルギーが未来の私の意思決定を強力に後押ししてくれるという話を、もう少し深堀します。

目標を立てる行為というのは、その実現が難しそうであればあるほど心的ストレスが伴います。目標を立てる事は未来の自分と約束をするという行為であり、その約束を果たすために未来の自分に相応の努力を課す事と同義だからです。

例えば1年の目標を年初に立てようとする。
めいっぱい頑張れば達成できそうではあるけれど、そんなぎりぎりの目標を立てても未来の自分を苦しめるだけだと考えてしまいますよね。

自分のためには、大きな目標を設定したい。
だけど、目標を達成できなかった、言い換えれば、自分との約束を果たせなかった時、その失望は大きく、きっと挫折感を味わう事になる。
だったら初めからそんな目標なんか立てたくないな。

個人的には、そう思ってしまう目標は立てなくても良いと思います。
目標を立てられないという事は、自分はそれを目指す準備が出来ていない。
それが自分の挑戦したい事、やりたい事ではないという事かも知れません。
ただこれは1年という短期的目標の話。

5年後、10年後にはこうなっていたい。
そういう長期的な目標は、きっとどんなにそれが大それた荒唐無稽な夢だったとしても、持つべきでしょう。

恐らく人は、1年でできる事を過大に見積もります。
だから、傾向として短期的な目標は失敗してしまう可能性が高いし、それにより自信を失う事も多い。周りにいる会社の同僚が特に目標も持たず漫然と日々を過ごすのも、目標を立てても無駄である、むしろストレスが増えて害悪だとすら考えているのが理由かも知れません。
まだ一人の雇われマインドだった頃の私もそうでした。

ところが、私が凄く大好きな言葉に、『人は長期間で達成出来る事を小さく見積もってしまう』という言葉があります。私は未だ長期で達成したい夢は道半ばですが、確かにそうかも知れないとここ数年思い始めている。

『10年後に、値段を気にせずいつでも家族で海外旅行が出来るようになりたい』と思ったのが4年前。そして、その長期目標を叶えるための戦略を考え小さく行動を開始しました。
そして今現時点において過去を振り返り、その地点から伸びる延長線上の未来を見据えれば、6年後には確かにその夢は達成できるのではと期待しています。

人は考えた通りに生きなければいけない。さもなければ、生きたように考えてしまう。

だったら!
オリジナルのカードゲームやボードゲームを作る!
世界中のゴルフ場を妻と回る!

経済的な問題を飛び越えて、スキルやノウハウの壁を飛び越えて、やりたい事をなんでも実現すると決める。
そうすると、きっと未来の自分にワクワクしてくると思います。

短期の目標は小さめに。
長期の目標はとびきり大きくです。


セミナーや人の集まる『場』に参加する事で得られるものとは何でしょうか。先述したように、それは知識やノウハウを得るというよりも、人との出会いによる刺激が、自分の行動様式や思考に大きく影響を及ぼすと考えるからです。

成功や失敗の情報は最早コモディティ化していて、そういったリターンをセミナーに求める事はそもそも少しずれている。
上手く言えないですが、決断する勇気であったり、失敗を恐れない行動力であったり、未だかつて見た事ないような人間としての深みだったり。
私はそういうものに触れたい。

考えた通りに生きるというのは、言うは易しですが実はすごく難しい。
何も考えずに上から降って来るタスクをこなしていく人生はきっと容易く、人生とはそういうものだと考える人になっていく。

『失敗を恐れずに目標を設定する事』は、『考えた通りに生きる事を実践する事』であり、考えた通りに生きる術は、既に考えた通りに生きている人と触れ合う事で得られる。

全然スピリチュアルな話ではないんです。

私は筋金入りの人見知りですが、自分の夢を叶えるために、今年も人に会う機会を大事にしていきます。

いつか人生の夢を語る『あなた』とお会いして、お話できる機会を持てれば、こんなに嬉しい事はありません。

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