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映画「ダークナイト」に見るジョブ型とジョブディスクリプション

みなさん、お久しぶりです。
やっと執筆中の本の原稿の校了が終わって少し落ち着き、バットマンシリーズの名作「ダークナイト」を久しぶりに見ていました。シリーズを最初から見ていますが、クリストファー・ノーラン監督の映画は面白いですね。2019年に上映された「ジョーカー」もおすすめです。

「ダークナイト」の中で、バットマンがジョーカーを探すために町中の携帯電話を盗聴するシステムを作り、そのアクセス権を託されたモーガン・フリーマン演じるルーシャス・フォックス社長に与えたシーンのセリフがこちらです。

フォックス:“Spying on 30 million people isn't part of my job description.”

「3000万人の盗聴は私の仕事ではない」と訳されていましたが、アメリカで自分のジョブディスクリプション(職務記述書)にない仕事はする必要がないということがよくわかる表現だなと思いました。

もしこれを「3000万人の盗聴は私の職務記述書に書かれていない」と訳されても日本語ではピンときませんよね。アメリカでは、「ジョブ型」と呼ばれるように、「仕事」に「人」を当てはめるので詳細な職務記述書で業務を規定する必要があります。しかし、日本では「メンバーシップ型」と言われ、「人」に「仕事」を割り当てるので、業務が最初から明確でなくてもよい仕組みになっています。

今回は日本でも話題になっている「ジョブ型」を示す映画のワンシーンを紹介しました。
最近書いた「日本を愛する外国人がなぜ日本企業で活躍できないのか? -外国人エリート留学生の知られざる本音」にも、米型の「ジョブ型」と日本型の「メンバーシップ型」の違いや、外国人留学生にどうやって日本の組織を説明すればいいか詳しく書いています。9月29日発売で、書店に並ぶのは2日後くらいになると思いますが、カバーの色もブルーをベースにしたきれいなデザインにしていただきましたので、ぜひ書店でもお手に取ってみてください。また、詳細ご連絡します。

Amazonでの予約はこちらです。「日本を愛する外国人がなぜ日本企業で活躍できないのか? -外国人エリート留学生の知られざる本音」

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