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言葉で「生き様」を突き付ける姿勢に、「文章を書く」本質が見えてきます。『三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾』

『三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾』は、文章の本質を哲学するビジネス書です。
「生きるとは、文章を書くこと」「仕事とは、結局、表現です」「文章:世界を観察する」など、短い言葉が強烈なメッセージを突き刺してきます。
特に「分かりやすい文章①文章は短くする②形容語と被形容語はなるべく近づける③一つの文に、主語と述語はひとつずつ」は、文章の書き方の根本を教えてくれます。
「文章は短くする」とあるように、この本の文章はすべて、「短い文」で構成されています。
まずは自分の長い文章を、「短く切る」ところから始めてみましょう。

「流行語を使うとは、世間に、言葉を預けることだ」「語彙の豊かな人が、豊かな人生を歩む人だ」「おもしろい:目の前が広々と開けること、周囲が明るくなること」などを通して、文章を書く前段階の大切さを教えてくれます。
特に「文章とは、言葉を発する主体の、感情、判断、思想を乗せて走るクロネコヤマト」とあるように、比喩表現が独特で勉強になります。
文章を「キャリアー(信号、波、触媒、運ぶもの、感染)」と定義し、荷物を運ぶ運送業者の代表格である「クロネコヤマト」に連想させるからです。
文章が苦手な前山のようなサラリーマンは、読み、真似し、実践を繰り返し、少しずつでも上手い文章に育てましょう。

#三行で撃つ #善く生きるための文章塾 #近藤康太郎 #CCCメディアハウス  

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