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「自分の時間を売って得た金で、他人の時間を買う」に労働の本質を知ることができます。『成功は時間が10割』

『成功は時間が10割』は、時間を効率的に使うことで長生きを実現させるためのビジネス書です。

「人生の成功者→時間の征服者→充実した時を得た者」「時間は人間社会のあるものに変換可能なもの」「充実した時間が多ければ寿命が長い(時間が増える)」など、時間を制するために必要な価値観が学べます。

特に「人間の欲望:長生きしたい/楽しいことをしたい」は、人間の潜在的な欲望を可視化してものです。

「楽しい時間は過ぎ去ってしまうと、その人の人生の中に大きな時間として残ります」と、感動・驚き・喜びなどの感情が記憶を強化させるからです。

楽しい記憶は、時間感覚を長くしてくれます。

長生きしたいサラリーマンは、感情を高める行動を起こすことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

「すべての道具は長生きのために作られた」「作業の効率化:装飾品を作ったりゲームをしたりする楽しい時間を生むためのもの」「人々は自分の時間を売って得た金で、今度は楽しい時間を買っているのです」などを通して、豊かな人生を送るための秘訣がわかります。

特に「自分の時間を売って得た金で、他人の時間を買う」は、楽しむための時間を買うために働くという労働の基本が書かれています。

「才能ある人:時間を短縮することに優れた人」「努力する人:時間を投入することに優れた人」と、才能と努力の違いを教えてくれます。

才能と努力で自分の時間を売り、楽しむために他人の時間を買います。

ただ、他人の時間、テレビやネットなどの無意味な時間を買っているところに無駄が生じているのです。

人生を有意義にしたいなら、「時間を無駄にしない生き方」に変える必要があるでしょう。

 

オタクの視点から言うと、「楽しい時間の長さが人生の長さ」に刺さりました。

「中年以降の人生が短いと感じるのは、感動や驚きが減るからにすぎません」と、新しく楽しいことをすれば人生が長く、濃くなるのです。

オタクの場合は、やはり新しいアニメを観たり、新刊のマンガやラノベを読むことでしょう。

オタクは、正しくオタクの活動をするだけで人生が濃くなるのです。

ある意味、人生を一番楽しんでいるのはオタクかもしれませんね。

 

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