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日本人は「あいまいさ」が苦手な真面目な人間が多いので、窮屈な日常を送っているのかもしれませんね。『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』

『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』は、「あいまいさ」という幅の広さを身に付けるためのビジネス書です。

「わたしたちは“あいまい”なままでいい」「自己肯定感:自分には生きる能力があり、幸せになるだけの価値があると確信している感覚」「あいまいのなかから、偶発的にクリエイティビティが生まれる」など、創造性を発揮するために必要なことを教えてくれます。

特に「自己肯定感:自分自身に『イエス』といえる感覚」は、自己肯定感を得ることで、「生きるエネルギー」を確保することができます。

時代によって自己肯定感は変わってきました。

「昭和:承認欲求満足時代(自己肯定感の忘却)」「平成:自己実現時代(自己肯定感の喪失)」「令和:利他的な共存共栄時代(自己肯定感の復活)」と、昭和に忘れるように働き続け、平成に日本企業の凋落により消失し、令和に別の意味で復活を遂げました。

現役のサラリーマンは、せっかく復活した自己肯定感を守り抜くことを勧めます。

 

「信念を柔軟に変えていけると、人生は変わります」「人生は寄り道したほうがうまくいく」「結果通りのものが生み出せるとする大量生産・大量消費の思考→因果関係でものごとをとらえる典型的なパターン」などを通して、硬直した人生の道筋を変えるための方法を学ぶことができます。

特に「間の運と運用がぴったりと合致したときに、人生はさらによくなっていく」は、人生を好転させるための方法です。

「間の運:人と出会う運を高めるためにどう行動するか」「運用:人生をどのように正しく運用していくか」と、行動の量と方向性を合致させることで運は上向いていきます。

間の運と運用を合致させて人生を良くしたいサラリーマンは、日々の行動の量を増やし、より良い方向に向ける努力をする必要があります。

 

オタクの視点から言うと、「小説を読むと認知的閉鎖欲求(ある問題に対して確固たる答えを求め、あいまいさを嫌う欲求)が低くなる」に刺さりました。

「あいまいさ」を確保するには、小説を読むことが効果的だからです。

「架空の人物や物語を描く小説に触れると柔軟な思考が身に付く」からで、自分の感覚を広げる効果があります。

ある意味、オタクはライトノベルを読むことの免罪符として使えますね。

 

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