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人生を豊かにするか、それとも仕事に埋没してしまう人生を選ぶのか

読書では、ノイズがすべてだ。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで、ノイズを遮断して仕事に注力するのではなく、ノイズを受け入れ豊かな人生を送る選択肢があることを教えてもらいました。なぜなら、仕事に注力しても、評価基準が曖昧のために、空回りしてしまい、正当な評価を受けるとは限らないからです。
なぜ、働いていると本が読めなくなるのか?それは、「現代の労働は、労働以外の時間を犠牲にすることで成立している」からです。仕事が忙しすぎて、本を読む時間がないのです。だからこそ、「自分を忘れるために激務に走るな」が大切なのです。
「読書:ノイズ/自己啓発書:ノイズを除去する」と、仕事に役立つにはノイズを除去する必要があります。大正時代には、読書が教養となり、立身出世の道具となりましたが、現代では、行動を促す情報(自己啓発)にシフトしました。「本を読むことは、働くことの、ノイズになる」と、読書は仕事をする上で、邪魔者と化したのです。
人生を仕事に捧げる必要はあるのでしょうか。人生を豊かにするのは、ノイズ(読書)です。「自分から遠く離れた文脈に触れること」が、人生を豊かにするのです。そのためにも、半身で働くことを勧めます。「半身で働けば、自分の文脈のうち、片方は仕事、片方はほかのものに使える」からです。
あえて時代と逆行する「読書」を取り入れてみてはいかがでしょうか。趣味のように読書を楽しめば、人生は豊かになります。仕事に疲れ果ててた姿を晒す人生は、これでやめにしませんか。
 
#なぜ働いていると本が読めなくなるのか #集英社新書 #三宅香帆 #集英社

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