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周囲に分断されがちな「まとまった時間」を、いかに確保するかが大事です。『《新装版》ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』

『《新装版》ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』は、孤独の時間の価値を提示しているビジネス書です。
「自分の世界をつくる:まとまった時間が必要」「一人でこもって過ごす時間こそが価値を生む」「ひきこもる:価値が増殖する」など、否定されがちな、ひきこもることの価値を教えてくれます。
特に「親の子育て:子どもの時間を分断しないようにする」は、親やSNSで分断されがちな子どもに必要なことが書かれています。
親は子どもにくだらない用事で子どもの時間を分断しがちです。
しかし、ボーっとした時間も含めて、まとまった時間が人間には必要なのです。
豊かな子どもに育てたい親は、自分を見直すきっかけにして欲しいです。

「孤独をつきつめる」「老衰で死ぬには生命力が要る」「年を取って生命力が衰えてくると、自分の命に対してケチになる」などを通して、孤独で生命力を上げる方法が分かります。
特に「偽の厳粛さ:本質とは別の上っ面の調和」は、会社や家庭での息苦しい空気感の答えが聞ける気がします。
変に厳粛でありつつ、率直でない異質な雰囲気を醸し出すのが日本の組織の特徴なのでしょう。
孤独であることを肯定したい方に読んで欲しいです。

#ひきこもれ #ひとりの時間をもつということ #SB新書 #吉本隆明 #SBクリエイティブ  

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