たかし

テクニカル、及びファンダメンタルズの両面から株式市場をひも解いていきます。 なるべく分…

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テクニカル、及びファンダメンタルズの両面から株式市場をひも解いていきます。 なるべく分かりやすい解説を心がけています。 テクニカル分析の解説もしていますのでぜひご覧ください。

マガジン

  • 米国の主要企業決算マガジン

    米国の主要企業決算マガジンです。 時間の許す限りなるべく更新していきますが、更新をパスすることもあることをご了承ください。 決算報告後は「決算結果 (当期EPS + 売上高)」及び「企業による来期以降の見通し (ガイダンス)」、その後の「株価変動」を加味し、僭越ながら独自に良い・そこそこ・悪いの三段階で評価しています。 なお決算の見方は十人十色であるため、特に該当する企業に対し大きなポジションを保有している方はご自身で多角的かつ詳細に調査することをお勧めいたします。

  • 1週間の振り返り / 今後の展望 / その他ニュースなど

    テクニカル及びファンダメンタルの説明を週刊で行います。 Twitterよりも詳細に掘り下げていきます。(Twitterは簡潔・速報用) その他、重要なニュースはこちらに記録として残しておきます。

  • テクニカル分析の知識

    テクニカル分析に必要な、最低限の知識及び応用を記事として投稿します。 なるべくわかりやすい説明を心がけています。

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2024年のイベント・株価見通し

※本稿は一部、2023年12月末時点での事実に基づき執筆しています。 ファンダメンタルズにおける事実はなるべく最新のものを採用していますが、最新のものでない場合はご容赦頂ければ幸いです。 ◆各国の選挙2024年は台湾やインドネシア、ロシアにインド、欧州および米国とそれぞれ選挙が予定されており、目まぐるしい選挙年になることは間違いないでしょう。 ●台湾総統選挙 (1月) まず1月13日(土)、台湾では8年間 (4年間 × 2期) にわたって同国を支えてきた現職の蔡英文氏

    • 10月2日の米主要企業決算

      ■10月2日(水)◆RPMインターナショナル (RPM) RPM インターナショナル (RPM) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは1.84ドルで、予想を0.10ドル上回りました。 売上高は19.7億ドル (前年同期比-2.0%) で、予想を4000万ドル下回りました。 ●来期の見通し 同社は来期 (2025年度第2四半期) の見通しを発表しています。 売上高は前年の結果とほぼ同じと見込まれています。 建設製

      • 【10/4】高まる中東不安と拮抗する米国の大統領選挙

        ■米副大統領候補のテレビ討論会とイランによるミサイル攻撃先日2日(水)朝方、米国で副大統領候補のテレビ討論会が開催されました。 各候補に対し司会者より質問を投げかけそれらに応じていくスタイルが採られましたが、討論会のテーマとしては概ね「中東問題」「気候変動」「移民問題」「中絶問題」など様々なテーマについて話し合いました。 お互いおおよそ冷静な対応をしたこともあり前回の大統領テレビ討論会よりもマイルドな印象でしたが、全体として民主党のウォルズ氏が押される場面も見られ、市場とし

        • 9月30日・10月1日の米主要企業決算

          ■9月30日(月)◆カーニバル (CCL) カーニバル (CCL) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは1.27ドルで、予想を0.12ドル上回りました。 売上高は79億ドル (前年同期比+15.3%) で、予想を8000万ドル上回りました。 修正EBITDAは28.2億ドルで、予想を1.5億ドル上回りました。 客室稼働率は112%で、予想を1%上回りました。 旅客者は390万人 (前年比+8%、前期比+18%)

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        2024年のイベント・株価見通し

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          【10/1】FRB・ECB総裁の発言、中国の国慶節と習国家主席の発言など

          ■パウエル議長は「利下げ推進寄りの中立」、ラガルド総裁は「利下げ推進」の発言昨晩9月30日、FRB・パウエル議長は全米企業エコノミスト協会の年次会合にて講演しましたが、同氏は会合にて「この先の経済が概ね想定通りに進展すれば、政策は時間と共により中立のスタンスへ移行するだろう」と現在の政策金利を時間を掛けて中立的 (経済を熱しも冷やしもしない、ほど良い水準) に持っていくとの考えを発言しました。 この考えをもっと詳しく言えばFRBの考える中立金利 (経済に程よい政策金利) は

          【10/1】FRB・ECB総裁の発言、中国の国慶節と習国家主席の発言など

          9月30日(月)~10月4日(金)の見通し

          ■先週の振り返り◆経済の定点観測 先週の米経済指標としてまず消費者信頼感指数が発表されましたが、予想103.9に対し結果98.7とやや下落幅の大きい結果となり一部で話題となりました。 同指数は消費者の景気に対するマインドを示すものですが、その名の通り現況指数と期待指数の二つに分かれてそれぞれ数値が発表されるのが通例です。 今回の現況指数は124.3 (前回134.6)、期待指数は81.7 (前回86.3) と前回数値からそれぞれ落ち込んでおり、ここ2年ほどの数値において低

          9月30日(月)~10月4日(金)の見通し

          9月26日の米主要企業決算

          ◆コストコ (COST) コストコ (COST) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは5.29ドルで、予想を0.23ドル上回りました。 売上高は796.9億ドル (前年同期比+1.0%) で、予想を3.4億ドル下回りました。 純利益は23.5億ドル (前年比+8.8%) でした。 既存店売上高の成長率は+6.9% (米国は+6.3%、カナダは+7.9%、他地域は+9.3%) でした。 またEコマースの売上高成長率

          9月26日の米主要企業決算

          9月24日・25日の米主要企業決算

          ■9月24日 (火)◆オートゾーン (AZO) オートゾーン (AZO) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは51.58ドルで、予想を1.83ドル下回りました。 売上高は62.1億ドル (前年同期比+9.1%) で、予想を1000万ドル下回りました。 既存店売上高の成長率は+0.70%で、予想を0.75%下回りました。 同社の主力である自動車部品売上高は60.9億ドルで、予想を3000万ドル上回りました。 グロスマージ

          9月24日・25日の米主要企業決算

          9月23日(月)~9月27日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週の米国小売売上高は底堅い結果となった。 内訳をみると全13品目の内ほぼ半分が前月比プラス、残りがマイナスとなっており、前月の "13品目ほぼ前月比プラス" の状況からは軟化していた。 ただしNY連銀およびフィリー連銀の製造業指数は上向いており、ここ最近叫ばれていた不況への不安が製造業の数値に深くかかわっている (例えばISM製造業指数が45を割ると不況に突入するなど) ことを考えれば、次回ISM製造業指数の数値は改善することが見込まれると考えられる。

          9月23日(月)~9月27日(金)の見通し

          9月19日の米主要企業決算

          ◆フェデックス (FDX) フェデックス (FDX) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは3.60ドルで、予想を1.17ドル下回りました。 売上高は216億ドル (前年同期比-0.5%) で、予想を3.1億ドル下回りました。 ●セグメント別売上高 FedEx Express部門は183.05億ドル (前年比-0.7%、前期比-2.6%) でした。 FedEx Freight部門は23.29億ドル (前年比-2.3%、

          9月19日の米主要企業決算

          9月17日・18日の米主要企業決算

          ■9月17日(火)◆ファーガソン・エンタープライズ (FERG) ファーガソン・エンタープライズ (FERG) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは2.98ドルで、予想を0.12ドル上回りました。 売上高は79.5億ドル (前年同期比+1.4%) で、予想を7000万ドル下回りました。 営業キャッシュフローは19億ドルでした。 調整後EBITDA対純負債比率は1.1倍でした。 ●通期の見通し 同社は通期 (20

          9月17日・18日の米主要企業決算

          9月16日(月)~9月20日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週の注目指標として消費者物価指数 (CPI) が発表されたが、予想と一致する形でほとんど問題は無かった。 しいて言えば前回の数値より下落した要因として「原油価格の下落」が挙げられるが、サービス価格や家賃の伸びは小さいながらも堅調であり、市場が心配するほどのデフレ兆候は現れていない。 他、生産者物価指数 (PPI) もミシガン大学消費者信頼感指数も取り立てるほどの問題は見られなかったため、引き続き米経済は底堅いと判断するのが自然と思われる。 ◆欧州中央

          9月16日(月)~9月20日(金)の見通し

          9月・米大統領選テレビ討論会の簡単な備忘録

          ■テレビ討論会の内容日本時間11日(水)午前、米国大統領選挙前のテレビ討論会がABCニュース主催にて行われました。 当日は90分間の討論となり会場に聴取はおらず、2回のCMを挟みながら各候補者 (ハリス氏及びトランプ氏) は限られた返答時間において発言することが認められていました。 また事前に用意したメモの持ち込みは許可されず、一方の候補者の発言中に他方の候補者のマイクが切られる措置が取られたためお互いが罵倒し合い話がごちゃごちゃになるシーンは見られず、全体として整然とした

          9月・米大統領選テレビ討論会の簡単な備忘録

          9月12日の米主要企業決算

          ■9月12日(木)◆アドビ (ADBE) アドビ (ADBE) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは4.65ドルで、予想を0.11ドル上回りました。 売上高は54.1億ドル (前年同期比+10.6%) で、予想を4000万ドル上回りました。 営業利益は25.2億ドル、純利益は20.8億ドルでした。また営業キャッシュフローは20.2億ドルでした。 RPO (残存履行義務金額) は181.4億ドルでした。 同社の主力

          9月12日の米主要企業決算

          9月9日の米主要企業決算

          ■9月9日(月)◆オラクル (ORCL) オラクル (ORCL) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。 EPSは1.39ドルで、予想を0.06ドル上回りました。 売上高は133億ドル (前年同期比+6.8%) で、予想を6000万ドル上回りました。 RPO (残存履行義務金額) は990億ドル (前年比+53%) でした。 ●セグメント別売上高 クラウドサービス (IaaS 及び SaaS) 部門は56.23億ドル (前年比+

          9月9日の米主要企業決算

          9月9日(月)~9月13日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週の中でも重要な指標としてISM指数があったが、ISM製造業は弱さを見せる一方でISMサービス業は底堅さを見せた。 また弱いとされるISM製造業指数も景気後退の目安となる45を下回るわけではなく、あくまでも注視しながら大きな心配はいらないと思われる。 ◆他方、雇用統計は強弱まちまちの結果となった。 非農業部門雇用者数は減少し先月の分も下方修正されたが、失業率は先月と同じであり平均時給は上昇している。 市場も同指標を重視していたために中立な結果となった

          9月9日(月)~9月13日(金)の見通し