たかし

テクニカル、及びファンダメンタルズの両面から株式市場をひも解いていきます。 なるべく分…

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テクニカル、及びファンダメンタルズの両面から株式市場をひも解いていきます。 なるべく分かりやすい解説を心がけています。 テクニカル分析の解説もしていますのでぜひご覧ください。

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    テクニカル及びファンダメンタルの説明を週刊で行います。 Twitterよりも詳細に掘り下げていきます。(Twitterは簡潔・速報用) その他、重要なニュースはこちらに記録として残しておきます。

  • 米国の主要企業決算マガジン

    米国の主要企業決算マガジンです。 時間の許す限りなるべく更新していきますが、更新をパスすることもあることをご了承ください。 決算報告後は「決算結果 (当期EPS + 売上高)」及び「企業による来期以降の見通し (ガイダンス)」、その後の「株価変動」を加味し、僭越ながら独自に良い・そこそこ・悪いの三段階で評価しています。 なお決算の見方は十人十色であるため、特に該当する企業に対し大きなポジションを保有している方はご自身で多角的かつ詳細に調査することをお勧めいたします。

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    テクニカル分析に必要な、最低限の知識及び応用を記事として投稿します。 なるべくわかりやすい説明を心がけています。

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2024年のイベント・株価見通し

※本稿は一部、2023年12月末時点での事実に基づき執筆しています。 ファンダメンタルズにおける事実はなるべく最新のものを採用していますが、最新のものでない場合はご容赦頂ければ幸いです。 ◆各国の選挙2024年は台湾やインドネシア、ロシアにインド、欧州および米国とそれぞれ選挙が予定されており、目まぐるしい選挙年になることは間違いないでしょう。 ●台湾総統選挙 (1月) まず1月13日(土)、台湾では8年間 (4年間 × 2期) にわたって同国を支えてきた現職の蔡英文氏

    • 9月23日(月)~9月27日(金)の見通し

      ■まず初めに流し読み◆先週の米国小売売上高は底堅い結果となった。 内訳をみると全13品目の内ほぼ半分が前月比プラス、残りがマイナスとなっており、前月の "13品目ほぼ前月比プラス" の状況からは軟化していた。 ただしNY連銀およびフィリー連銀の製造業指数は上向いており、ここ最近叫ばれていた不況への不安が製造業の数値に深くかかわっている (例えばISM製造業指数が45を割ると不況に突入するなど) ことを考えれば、次回ISM製造業指数の数値は改善することが見込まれると考えられる。

      • 9月19日の米主要企業決算

        ◆フェデックス (FDX) フェデックス (FDX) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは3.60ドルで、予想を1.17ドル下回りました。 売上高は216億ドル (前年同期比-0.5%) で、予想を3.1億ドル下回りました。 ●セグメント別売上高 FedEx Express部門は183.05億ドル (前年比-0.7%、前期比-2.6%) でした。 FedEx Freight部門は23.29億ドル (前年比-2.3%、

        • 9月17日・18日の米主要企業決算

          ■9月17日(火)◆ファーガソン・エンタープライズ (FERG) ファーガソン・エンタープライズ (FERG) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは2.98ドルで、予想を0.12ドル上回りました。 売上高は79.5億ドル (前年同期比+1.4%) で、予想を7000万ドル下回りました。 営業キャッシュフローは19億ドルでした。 調整後EBITDA対純負債比率は1.1倍でした。 ●通期の見通し 同社は通期 (20

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          9月16日(月)~9月20日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週の注目指標として消費者物価指数 (CPI) が発表されたが、予想と一致する形でほとんど問題は無かった。 しいて言えば前回の数値より下落した要因として「原油価格の下落」が挙げられるが、サービス価格や家賃の伸びは小さいながらも堅調であり、市場が心配するほどのデフレ兆候は現れていない。 他、生産者物価指数 (PPI) もミシガン大学消費者信頼感指数も取り立てるほどの問題は見られなかったため、引き続き米経済は底堅いと判断するのが自然と思われる。 ◆欧州中央

          9月16日(月)~9月20日(金)の見通し

          9月・米大統領選テレビ討論会の簡単な備忘録

          ■テレビ討論会の内容日本時間11日(水)午前、米国大統領選挙前のテレビ討論会がABCニュース主催にて行われました。 当日は90分間の討論となり会場に聴取はおらず、2回のCMを挟みながら各候補者 (ハリス氏及びトランプ氏) は限られた返答時間において発言することが認められていました。 また事前に用意したメモの持ち込みは許可されず、一方の候補者の発言中に他方の候補者のマイクが切られる措置が取られたためお互いが罵倒し合い話がごちゃごちゃになるシーンは見られず、全体として整然とした

          9月・米大統領選テレビ討論会の簡単な備忘録

          9月12日の米主要企業決算

          ■9月12日(木)◆アドビ (ADBE) アドビ (ADBE) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは4.65ドルで、予想を0.11ドル上回りました。 売上高は54.1億ドル (前年同期比+10.6%) で、予想を4000万ドル上回りました。 営業利益は25.2億ドル、純利益は20.8億ドルでした。また営業キャッシュフローは20.2億ドルでした。 RPO (残存履行義務金額) は181.4億ドルでした。 同社の主力

          9月12日の米主要企業決算

          9月9日の米主要企業決算

          ■9月9日(月)◆オラクル (ORCL) オラクル (ORCL) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。 EPSは1.39ドルで、予想を0.06ドル上回りました。 売上高は133億ドル (前年同期比+6.8%) で、予想を6000万ドル上回りました。 RPO (残存履行義務金額) は990億ドル (前年比+53%) でした。 ●セグメント別売上高 クラウドサービス (IaaS 及び SaaS) 部門は56.23億ドル (前年比+

          9月9日の米主要企業決算

          9月9日(月)~9月13日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週の中でも重要な指標としてISM指数があったが、ISM製造業は弱さを見せる一方でISMサービス業は底堅さを見せた。 また弱いとされるISM製造業指数も景気後退の目安となる45を下回るわけではなく、あくまでも注視しながら大きな心配はいらないと思われる。 ◆他方、雇用統計は強弱まちまちの結果となった。 非農業部門雇用者数は減少し先月の分も下方修正されたが、失業率は先月と同じであり平均時給は上昇している。 市場も同指標を重視していたために中立な結果となった

          9月9日(月)~9月13日(金)の見通し

          9月5日の米主要企業決算

          ■9月5日(木)◆ブロードコム (AVGO) ブロードコム (AVGO) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。 EPSは1.24ドルで、予想を0.03ドル上回りました。 売上高は130.7億ドル (前年同期比+47.2%) で、予想を1.1億ドル上回りました。 営業キャッシュフローは49.63億ドルでした。 またフリーキャッシュフローは47.91億ドル (売上高の37%) となりました。 ●セグメント別売上高 半導体ソリ

          9月5日の米主要企業決算

          9月3日・4日の米主要企業決算

          ※9月2日は祝日のため決算発表はありませんでした。 ■9月3日(火)◆ゼット・スケーラー (ZS) ゼット・スケーラー (ZS) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。 EPSは0.88ドルで、予想を0.19ドル上回りました。 売上高は5.929億ドル (前年同期比+30.3%) で、予想を2,529万ドル上回りました。 またフリーキャッシュフローは5.85億ドル (売上の27%) であり、前年同期の3.336億ドル (売上の21%

          9月3日・4日の米主要企業決算

          10月後半から株式は面白くなりやすい

          ■9月は最悪のパフォーマンス月だが…昨年11月から今年7月前半までナスダック100では+43%、S&P 500ではおよそ+35%ほどと驚異的な上昇を続けている米国株市場ですが、市場ではまことしやかに「9月相場は弱い、警戒すべき」という秋相場論が持ち上がっています。 この説がまず本当かどうかを確認するため株式トレーダーの間でバイブルとなっている「Stock Trader's Almanac」の中を見てみれば、ダウ工業平均やS&P 500、ナスダック総合指数、ラッセル1000、

          10月後半から株式は面白くなりやすい

          9月2日(月)~9月6日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆米国内の経済指標は特段問題なしと見られる。 消費者信頼感指数は改善、GDPも上方に修正されるなど米国経済は引き続き強いと見られるが、8月から市場に渦巻く「雇用市場の弱さ」が一部の指標でにじみ出ていることは頭の片隅に入れておきたい。 ◆9月FOMCでは利下げが確定しているが、問題は1段階利下げか?2段階利下げか?で市場が多少揺れていることだ。 ここでジャクソンホール会議にて話題に挙がった「有効求人倍率」と経済の関係から見れば、現在は有効求人倍率が1を下回

          9月2日(月)~9月6日(金)の見通し

          エヌビディアの決算前に、同社の値動き癖を読み解く

          2022年の高インフレ時代から一変、OpenAIが開発したChatGPTが世に広く知られてから始まった生成AIブームが未だ力強く続いていますが、このAIブームと切っても切れない関係にある半導体業界において頂点に君臨する企業を聞かれればほとんどの人がエヌビディアと答えるでしょう。 同社は2023年から一貫して強さを見せていますが2022年10月の底値から8月26日現在までおよそ13倍もの成長を見せており、時価総額上位の企業でもひときわ目立った成長を遂げているのが同社への知名度

          エヌビディアの決算前に、同社の値動き癖を読み解く

          8月19日・20日の米主要企業決算

          ■8月19日(月)◆パロアルト・ネットワークス (PANW) パロアルト・ネットワークス (PANW) は第4四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。 第4四半期のEPSは1.51ドルで、予想を0.10ドル上回りました。 売上高は22億ドル (前年同期比+12.8%) で、予想を4000万ドル上回りました。 また同社役員会にて自社株買い用に追加で5億ドルの割り当てが許可され、計10億ドルの残高にまで増加しています。 ●来期の見通し 同社は来期 (20

          8月19日・20日の米主要企業決算

          8月19日(月)~8月23日(金)の見通し

          ■まず初めに流し読み◆先週はそれまでの雰囲気から一変、株式が大幅に上昇した週となった。 これには米国の重要指標であるPPIやCPI、小売売上高が関わっていたが、それぞれの結果から「米国の物価は落ち着いていながら、消費は底堅い」という理想的な解釈が市場を占めたことで安心感を生み、株高につながったと考えるのが自然と思われる。 このため8月初めの急落は市場の勘違いとも言え、一旦は「根拠の薄い」景気後退やデフレに関して心配する必要は無いと考えられる。 ◆今週23日(金)23時からパ

          8月19日(月)~8月23日(金)の見通し