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『文学フリマに行きました』 日報:2022年5月29日

今日は文学フリマに行きました。文学の同人即売会。

自宅から会場の東京流通センターまでは電車で1時間半ほどなので、12時の開場に合わせて10時半に家を出ようと予定していたのですが、ガッツリ寝坊して起きたのが11時。そこから身支度をしたりボーっとしたりしてしまい、会場に着いたのは13時半。大遅刻。

一番のお目当ては古賀及子さんの新刊。

古賀さんの描くエッセイは日常の機微を鮮明に書く美しい文章で、私が『日常』の面白さを知ったのも古賀さんのおかげなのです。


さて、出が遅れてしまったので「既に新刊が売り切れていたらどうしよう」という不安を抱えながら会場に入り、入場待機列に並びます。
待機列は東京流通センターの2階部分をぐるっと回るように誘導されており、図らずも東京流通センターの見学をすることができました。

これはバキバキに割れているのかと思ったらそういうデザインなだけだった公衆電話のガラス台。
恐る恐る触ったら滑らかだったので安心していたら、前の前に並んでいたお兄さんもそっとガラスに触れていたので、みんなバキバキだと思っているのでしょうね。

10分ほど待機をして検温と消毒を済ませ、入場。まずは古賀さんのサークルに向かいます。
無事に新刊が買えました。
サインとツーショットまでして頂けて本当に最高。

古賀さんのブースに伺う前、時間があって少しお話ができたなら、「古賀さんのエッセイが好きです」という旨に加えて「今日は天気が良くて良かったですね」くらいの軽い(非常に軽い)ユーモアをかまそうと思っていたのですが。

以前から古賀さんが出演されているプープーテレビの動画を見ており、古賀さんのユーモラスな動きと発言が大好きだったので、生の古賀さんを前にして緊張してしまい、ユーモアをかます余裕なんてありませんでした。

お会いできて嬉しかったです。


さて、今回初めて文学フリマというイベントに伺ったのですが、スタッフの方の丁寧な誘導で待機列が流れるように進んでいき、ストレスフリーな事に感動しました。
会場内の島の間隔も広めに取られており、行き来もスムーズ。ゆったりと全てのサークルを見て回る事ができました。
これだけのイベントが入場無料ってマジですか。(同人即売会で入場無料のイベントは少ないです)

評論本やレシピ本のサークル・大学の文芸サークルの参加もあるため、事前に目当てのサークルが無くとも会場を見て回れば興味を惹かれるサークルが見つかると思いますので、「同人即売会に興味はあるけれどコミケの大混雑に行くのはちょっと…」という方にはオススメのイベントだと思いました。
余談ですが、同人即売会には「私はこれが好きなんだ」という創作者のエネルギーが充満しているため、日常生活や通常のイベントでは感じることのできない熱を感じる事ができて良いですよ。

私自身、様々な熱に当てられて、古賀さんのエッセイの他にも、会場で見つけた面白そうな評論本や日記を気がついたらたくさん買っていました。ゆっくり読もうと思います。


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