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【自己紹介note】35歳で訪れた転機。会社員からフリーランスとなり自分で選択できる人生が始まった

フリーランスとなって早一年。

自分の仕事はすっかりオンライン中心に。その関係でTwitterのようなSNSを使ったり、オンラインサロンのようなコミュニティに入ったりと、新しい人間関係はオンラインでつながることが増えました。

オンラインで「つながりたい」と思える人は自己表現が上手い。素敵な自己紹介やエッセイなど、自身の人間性や経験してきたことを魅力的に発信されています。

そんな発信を見ている内に、

オンライン上で「たかしお」に出会った人が、「この人なんか良いな」と思ってもらえるような自己紹介を書こう。

そう思い、このnoteを書きました。

たかしお(本名:大久保 崇)
1985年3月生まれ。2020年10月、普通のサラリーマンからフリーランスライターとして在宅メインの仕事にキャリアチェンジ。toB向けの導入事例や採用広報、コンテンツSEOを得意とし、企画、取材、執筆、編集まで幅広く対応。前職は楽器店にてピアノ販売の営業やイベント運営に携わる。妻と猫の3人暮らし。夫婦仲良く猫ファーストな人生を過ごす。趣味は歩くこと。Twitter(@takashi_okb313


今に至るまでを簡単に図で説明

ものすごくざっくりですが、今に至るまでのところ

35歳で訪れた転機

フリーランスになりたいと思ったのは34歳、2019年の頃。仕事がうまくいっていないときに「自分は会社員に向いていない?」と思ったり、「そもそも会社員関係なく、どこにいっても何の役にも立たないかもしれない」と思ったりとさまざまな葛藤が。

考えれば考えるほど「自分には何もできないから何もしないほうがいいんだ」という答えに行き着き、結局何も行動できない。そんな状態が2~3年続きました。

そんな中、妻が精神的に体調を崩していたこともあって、「もしかすると自分もそうかもしれない」と考えるようになり、はじめて心療内科へ。今考えると、むしろ「病気であってほしい」とすら考えていたかもしれません。「何か理由を作らなければ、今の状況から抜け出せない」という気持ちが強かったので。

ただ、診察の結果は「極度の疲れすぎ」。精神的な疾患は認められませんでした。とはいえ、一人で抱えていた悩みを他人に話せたことは本当に大きく、丁寧に話を聞いていただけたことで、かなり気持ちが楽になったことを覚えています。

もしかすると「極度の疲れすぎでたいそうなことを」と思われたかもしれません。ただ、自分のつらさは自分にしかわからないもの。この時の自分は、本当に何のやる気も起きなかったし、全てがなげやりでした。それが病院に行くことで解消されたからこそ、今があります。

だから自分の感覚で「つらい・くるしい」と思うなら病院に行った方がいいと思います。「他人から見てどう思われるかな」とか「他の人はこんなことで苦しまない」なんてことは考えずに、病院やカウンセリングは積極的に受けてほしいなと。それだけで大きく変わることがあるのを、身を持って知ったからこそ伝えたいです。

少し話がそれましたが、心療内科で相談した結果、「長期の休みが必要」という内容で診断書を作っていただきました。そして数日後、診断書という一種の「お守り」を持って、自分の悩みを上司に打ち明けます。

「つらいのはお前だけじゃない」

そう言われるかもしれないと本気で警戒していたものの、思っていた以上に親身に話を聞いてくれました。(今思えば、診断書がなくても聞いてくれたかも)そこから自分の意見や考えが少しずつ言えるようになり、仕事だけでなく人生が大きく変わり始めます。

その頃から「自分が本当にしたい働き方ってなんだっけ?」「なんのために仕事ってするんだっけ?」と考えるように。そして「自分は妻を幸せにするために仕事しているんだ」ということに気づきます。

パニック症や不安症を抱えている妻のため、何かあったときに自分がすぐに対応できるようにしたい。そう考えると「会社に行かず家で仕事ができればいいのでは」と思い、在宅でできる仕事を探し「Webライター」という仕事に出会います。

「自分の存在意義を見つけた」

大げさですが、本当にそんな気持ちになりました。

そこから約1年。フリーランスとなるための準備を整え、2020年10月にWebライターとして開業届を出しました。

35歳でキャリアチェンジして良かった

自分は開業届を出してすぐにWebライター1本になったわけではないです。立場上、正社員は辞めたものの、パートという形で週3日ほど前職の仕事を続けながらスタートしました。

お付き合いいただけるクライアントも増え、少しずつライターの仕事の割合を増やしながら今に至ります。このnoteを書いている時点では、平日は全てライター業に費やし、週末だけ前職に出勤するという形になっています。

最近では、スタートアップ界隈の方々と仕事をする機会が増え、「社会的課題を解決したい」という大きなミッションを掲げて仕事をしている人とたくさん出会うようになりました。自分よりも若い人達が、自分よりも大きな視野で世の中を見ている。その事実を知って、圧倒されつつも負けるもんかと必死にお仕事しています。

ただ改めて、自分はこの歳になってからフリーランスになって良かったと思う。

今この歳で、これまで経験してきたことがあるからこそ、変な嫉妬心や劣等感を抱かずに純粋に「仕事」と向き合えているからです。20代の頃の自分だと、今お付き合いしている企業の社員さん達と仕事をしたら、自分との差がありすぎてまともに働けなかっただろうなと。

なので、人によってはある程度、社会人経験というかいろんな浮き沈みを経験してから人生の方向性を決めるのはありだと思います。35歳で転職したって、独立したっていいんです。その方が上手くいくこともあります。

高卒で平々凡々。地方の中小企業で10数年サラリーマン。特に人生で人に自慢できるような経験も行動もない。

それでも、やりたいことが見つかったなら、その意思に従って生きてもいい。むしろそうすることで、社会の役に立ったり、身近な人を幸せにできる可能性がある。

35歳でフリーランスになった自分が3年、5年、10年と仕事を続け、妻と一緒に豊かな生活ができれば、似たような境遇で悩んでいる人の希望になれるかもしれない。せめてそんな形でも、人の役に立ちたい。今はそう思っています。

ライターとして目指しているもの

1年間ライターという仕事をして実感したのは、本当にライターの質はピンからキリまであるということ。すごいと思う実力者から、むむむ……と思うような人までさまざまです。最近では、Webライターという仕事が「大人のなりたい職業」で1位になるなど注目度は高く、経験の浅いライターさんが増えたことから、ライターの質がシビアに見られているなと感じます。

そんな中、お仕事をいただくにはやる気だけでは全く通じないので、本を読んだり、セミナーに参加したり、ワークショップに参加したり、日々勉強です。

ちなみにもっとも参考にしている教科書はこちらです。

聴く力を読んで以来、取材をするときには「3つの質問」を用意して、あとは可能な限り、フリートーク(ほど自然な会話)ができるように心がけています。

最初のガイダンスで古賀さんが「ライターとは」について書いてくださっているのですが、自分の理想としているライター像がそこにありました。

特に共感したのが

ライターとは、「取材者」である。
そして取材者にとっての原稿とは、「返事」である。
取材者であるわれわれは、「返事としてのコンテンツ」をつくっている。

【無料】 『取材・執筆・推敲』ガイダンス

この部分です。

※現在、ガイダンス部分は古賀さんのnoteで無料公開されています。

ライターとはからっぽの存在であり、自分1人で人を感動させるエンターテインを作り出すことは難しい。だからこそ取材を行い、そこで自分は何を感じたのかを「返事としてのコンテンツ」として表現する。自分はこの本に書かれているライターを目指しています。

そんな理想のライター像にほんの少し。ほんとにほんのちょっぴりだけ、実現できたかなと思ったことがありました。それがこちらです。

以前、取材をさせていただいたさおりさんが、とても嬉しいnoteを書いてくださりました。今後もこのような感動を作り出せるようなコンテンツを作れるようがんばっていきたいです。

長期的な今後の目標【将来の夢】

そんなライターとして目指しているものを書いた直後ですが、フリーランスとして最終的に目指すのは「ライターという枠組みにとらわれない仕事をする」ことにあります。

こう考える背景には「クライアントワークだけではいつ途切れるかわからない」という不安があるからです。だからこそ、

  • 自分自身で事業を始める

  • 事業を支援する立場になる

というポジションを目指さなくてはいけないと考えています。そのためにまずは、

  • クライアントワークでしっかりと成果を出す

  • クライアントワーク以外の事業をつくる

をしなくてはいけないなと考えています。

自分の行動基準は「知的好奇心」

日々色んな発見がある中で「知りたい」と思ったことがあると、とりあえずやってみたくなる。そんな性格をしています。

なので「やろうとしたけどやめたこと」「やったけどすぐにやめたこと」「長期間やってみたけどあっさり捨てたこと」もたくさんあります。そんな自分を振り返って思っていたのは「自分って一貫性がないな」と思っていました。ですが最近は変わってきて、知的好奇心が自分の原動力であり、行動基準なので、むしろそれこそが自分のアイデンティティなのかなと誇らしくさえ思います。

自分の夢は自分で事業作ることか事業を応援できる立場になることですが、そこに至るまでにもっと色んなことにチャレンジしたいし、色んなことがしりたい。そう考えています。

ただ、世の中には知りたいことがありすぎて、何から手をつけていいか悩みます。

おわりに

余談ですが、この自己紹介を実際に書くまでめちゃくちゃ時間がかかりました。ずっと、どんな自己紹介を書けばいいか悩んでいたのでこれで一安心です……。

実は苦手なことの一つが「自分のことを書く」ことなんですよね……。インタビューして、他人のことやサービスのことを書くのは好きなのですが、自分のこととなると「何を書けば読者が楽しめるのか」が途端にわからなくなり……。

過去のnoteをざっと振り返っていただけるとわかるのですが、毎日書いていたエッセイは読めば読むほど恥ずかしいものがたくさんあります。とりあえず、自分の言いたいことを言い散らかしている感がすごいものが多い……。過去のnoteに関して一つ言い訳すると、下手だと自覚しているからこそ書いていたと言わせてください。

まだまだ日々勉強していきます。

最後になりますが、こんな自分と「仕事がしたい」、「一緒にメディアを立ち上げたい」、「一度カジュアルに話してみたい」など、興味を持っていただけたらお気軽にご連絡いただけたら嬉しいです。

同業のライターさんや編集者さんに限らず、自分に興味を持っていただけた方とは、積極的にお話ししたいなと。

この自己紹介noteを読んで、「この人なんか良いな」と思っていただけたのであればぜひぜひ。

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